SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

続・北にある困った国の話

北朝鮮さんがミサイルについて取り上げて、なんか言っているみたいです。
いやー、これがまたいつものことですが、とんでもないことを言っております。さすが、キャラ変えませんよ、このお国は。

北朝鮮の韓成烈(ハン・ソンリョル)・国連次席大使は20日(米国時間)、「米国が我々のミサイル試験発射を憂慮するなら、交渉を通じて問題解決を図ろうというのが我々の立場だ」と述べ、米国との直接対話を要求した。

■ミサイル発射にあれこれ言うなら直接対話せよ
ミサイルを交渉材料にしてきましたよ。
アメリカさんは北朝鮮のような悪の枢軸と交渉する余地はないというのが公的な立場。北朝鮮が協議に立たないんですもん。ロシアも中国も味方にしたつもりの北朝鮮さんの驚異はアメリカ。
アメリカと対等に交渉しようと言っているんです。どれだけのアメリカ国民が北朝鮮のことを知っているんでしょう。
■ミサイルを発射しない約束は米朝交渉があるときだけ
北朝鮮ほど公約を破る国はありませんな。
1999年に合意した長距離弾道ミサイルの発射猶予について「米国との対話が進行している間だけ適用される」と勝手に言い出しました。合意文にそんなことは書いてあったのでしょうか。
まぁ、これまで色々取り交わした約束は、都合のいいように解釈して破り捨ててしまっているのが北朝鮮さんの現実です。何も一方的に北朝鮮がダメだといいたいのではないのです。実際に、約束を破っているという事実があることを言いたいのです。
■ミサイルを売るのは自由だ
北朝鮮さんはこう申しているそうです。「主権国家としてミサイル開発、配備、試験だけでなく輸出の権利もある」。
それはそうかもしれませんが、他の国が嫌悪感を抱く事に対して、紳士であれば配慮するべきじゃないでしょうかね。そんな配慮なんてしないよ、と言っているわけです。
さらに、「我々の自主的な権利に対して他人があれこれ言うのは筋違いだ」と話したそうな。
「兵器を拡散するのも自由で、文句を言うな」と言っているわけです。
イラクの場合、アメリカのもくろみとしてはなんだかんだこじつけて(大量兵器保持)イラクの石油資源に介入したいという目的が少なからずあったと思うのですが、一方、北朝鮮にはそのウマ味がありません。そもそも中国やロシアあたりが目を光らせているので難しそうです。中国だってアメリカと戦いたくはないでしょうから、北朝鮮に味方するとも思えません。

■SATOXのシテオク日記 - 北にある、困った国の話

その後のアメリカの回答。

国務省のエアリー副報道官は21日の記者会見で、北朝鮮が発射するかのような動きをみせている弾道ミサイル問題について「北朝鮮との直接対話というカードは存在しない」と述べ、二国間協議の可能性を否定した。ボルトン国連大使も同日、「脅しには屈しない」との姿勢を改めて強調した。