SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

PSE法とはなんだったのか

PSE法
電気用品安全法
安全基準を満たしていることを示す「PSEマーク」貼付を義務付ける法律。2006年4月から猶予期間が終わり、PSEマークなしの家電が販売できなくなった。
この法律で困ったのが大量のPSEマークなしの家電在庫を抱えていた中古家電店。
国の軽率な法改正により大変な状況になっている中古家電店の記事です。

「50年以上続けていた仕事を、なぜ突然奪われなくてはならないのか」──PSE法の本格施行が中古AV機器などの販売に大混乱を引き起こしてから1年以上がたった。経産省は法と運用のミスを認めて謝罪し、改正を急ぐ。だがこの間、中古店は売り上げが大幅に減るなどの経済的損失をこうむった。国に振り回された中古店が失ったものは大きい。

法改正により、機器に対して試験を行う事でPSEマークを取得できるようになるそうなんですが、その試験は中小中古販売店ではとても危険で出来るようなものではないらしく、また困っているんだそうな。
消費者の安全性を考えればPSEマークはある一定の安心感がありますが、シール化されて出回るのも信憑性に欠けるというもの。「○○年製以降はPSEマークの表示が必須」とすれば混乱もしないし、古い家電はいずれは淘汰されていくと思うんですよね。
経産省は「一定の手続きを踏んでレンタルとみなすことで販売可能にする」と方針を変えましたが、こんなにぐだぐだでいいんですかね? 事実、日本の経済を担う経産省が流通を鈍化しているのはどうかと思うわけです。迷惑を被った方達には何らかの補償があって欲しいものです(税金からだけど)。