SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

滞在33日目のお品書き

今日はSATOXにとってのちょっとしたイベントがありました。
『運転免許の実地試験』なのですわ、セバスチャン(嬢)。
つまりはアメリカの運転免許を取るための試験です(誰がセバスチャンやねん)。
アメリカで運転免許を取得するにはいくつかの手順があります。基本的にソーシャルセキュリティーナンバーが無いとダメです。それから筆記の試験に合格すると、仮免許を取得することができます。この仮免許では運転免許を持つ人が同乗していれば運転可能となり、有効期間は3ヶ月。
次に実地試験。試験官をを乗せて指示通りに公道を走り運転をチェックします。これに受かると見事運転免許を手に入れられるといったわけです。
ちなみに、日本の免許から国際免許を取得して持っていれば3週間程度は運転可能で、まぁそれ以上の期間の運転については現地で免許を取ってね、という事になっているみたいです。

■DMV Department of Motor Vehicles Guide - DMV.ORG

DMVというアメリカで運転免許を取り扱う機関に赴き、試験官を乗せて車を運転します。車は自分で持ち込む必要があるし、そもそもDMVに来るために車を運転してくるわけです。なんだかびっくりですよね。
■試験開始
同乗する試験官はもちろん日本語なんて分かりません。
始める前に「僕は難しい英語なんて分からない馬鹿なので、おやつは300円までですか?」と聞くと、悲しい顔をしてから、免許をくれました。………あ、はい、ごめんなさい、もうしません。
まぁ、とにかくゆっくりしゃべんないとオレ分からんッス!と思いの丈をぶつけると、身振りを加えて優しく教えてくれました。チェック項目はいくつかあり、まず、方向指示器やライト、手信号について確認をさせられて路上に出発です。右折左折レーンチェンジ、路肩寄せ、バックを一通り行います。チェック項目の中で15個以上ダメだと失格。交通ルール的に致命的なミスがあると1発でアウトとなります。
SATOXに同乗した試験官はなかなかよい人で、もたもたしてると「GO!GO!GO!」といってくれたり、難しい左折もあーしてこーしてと説明してくれました。本来、何も口出しはしないはずなんですよね(笑)。
SATOXのミスは3つ。バック時の左右確認の怠り、駐車でタイヤを路肩にこすってしまった点、右折時に右に寄ってから(自転車レーンを塞いでから)曲がらなかった点を指摘されました。
アメリカの試験は落とそうと思って意地悪するわけでなく、受かってもらうための試験なんだそうです。そのため、15個ってよっぽどひどい間違いをしない限りは取らせて貰えるようです。
まぁ教官によったり、道路上の運不運によるものも大きいです。
………して。
残念ながらSATOXは試験に受かってしまいました。面白ネタに出来ず、それはそれで残念。期待していた皆さん、ごめんなさい。
その場で紙切れのテンポラリライセンスを受け取りました。後に本免許が送られてくるそうです。
とりあえず、アメリカで生活するために必要な手続きは一段落といった次第です。どうも、本当にありがとうございました!