JR東日本、エスカレーターの歩行禁止

この記事を読んだとき、え？と思ってしまったんですが、JR東日本でこの夏から駅エスカレーターでの歩行を禁止するんだそうな。
エスカレーターの右側が歩いて乗り降りする追い越しレーン(関西方面や海外では左側)という暗黙ルールがありますが、エスカレーターで転落するなどの事故が多いんだそうです。
そこで、JR東日本では事故の原因として多い、エスカレーター上の歩行を禁止するとのこと。
この記事でも指摘されていますが、片側を空けるという暗黙のルールが定着しているのに、「急に歩くな」というのは「Ｅ電」並に浸透されないんじゃないかと思います。
さらに、JR東日本の駅構内だけなので、駅ビルのエスカレーターや私鉄のエレベーターなどでは啓蒙しないことになるので、その辺が浸透しないのではないかと思うところです。

立っている人のすぐ脇を急ぎ足で駆け上がる――。
　エスカレーターでよく見る光景だが、ＪＲ東日本では今夏から、駅のエスカレーターでは歩かないよう求める異例の呼びかけを始めた。利用客がぶつかって転ぶなどの事故が後を絶たないためだ。

ルールなら守らなきゃと思うわけですが、ルールを守らないヤツがイライラして問題を起こしそうですねぇ。
一方で、エスカレーターを安全に使って欲しいと呼びかけるキャンペーンをやってるんだそうです。

エスカレーターの安全利用を呼びかけるキャンペーンが、JRグループ4社をはじめとする鉄道事業者27社局と日本民営鉄道協会などにより、日本エレベーター協会と共同で実施する。キャンペーン期間は7月29日から8月31日まで。

そこでは歩行を禁止するのではなく、手すりに掴まろうと呼びかけるものでややこしい。JR東日本だけというのはやはり難しい気がしてなりません。