SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

野鳥保護団体vs.愛猫保護団体

アメリカの野鳥保護団体が猫に殺される野鳥の数が多いとして「すぐにでも対策が必要だ」と訴えているんだそうな。
つまるところ、猫を殺せと言っているわけです。猫を手玉に挙げて「対策が必要」って、どう考えてもそういうことですよね。
一方で愛猫団体は「猫を殺しても野鳥は救えない」と反論しているんだそうです。

米国で猫に殺される野鳥が年間24億羽に上り、深刻な脅威になっているとの論文が英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(電子版)に発表された。

SATOXさん、猫好きですがこういった話はちょいと冷静です。
そもそも、本当に猫を殺せば解決するんですかね。
「猫が鳥を殺している」→「猫を殺せば良い」という考えは、なんだか究極の人間エゴだと思います。
それよりも、「なぜ野鳥が減ったか」「なぜ猫が増えたのか」を考えるのが先で、どちらの存在もずーっと昔から生きていたわけですから、何か理由があるはずです。
例えば、鳥が猫に殺されるのは鳥がとまる樹木、森林が減ったからだと考えれば、やっぱり人間が悪いわけで、それだけで人間に猫が殺される理由は無いはずなんです。
逆に、なんかすごい鳥がいて、猫を片っ端から殺す状況があったと仮定しても、なんかすごい鳥が増えた理由から考えるべきなんじゃないでしょうか。
優等生っぽいことを言っている気もしますが、少なくとも野鳥保護団体に動物愛護的な精神はないのかなと思ってしまうお話です。