SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

0歳児、銃をゲット

バージニア工科大の乱射事件があったアメリカ・イリノイ州。この度、ある家族の0歳児の赤ちゃんに銃の所有許可証が下りたんだって。
なんだかなぁ。
届いた許可証の保持者情報には「身長2フィート3インチ(約68cm)、体重20ポンド(約9kg)」とご丁寧に記されていたとのこと。なんか良識を超えてるなぁ。
世の中、普段の生活では考えられないようないろんな文化・社会があるとは思いますが、こんな事を許す地域は文化的に劣っている感じがします。よく言われているのが州議員などが猟の趣味があって猟友会の幹部などにもなっているから、銃が規制されるのは困るというダメな風潮。
また、サウスカロライナ州では次のような法案が可決されそうなんだって。

サウスカロライナ州議会では5月中旬、小学校から大学まで、許可証を持っている限りは誰でも学内に銃を持ち込める法案が、委員会を通過した。提案した議員らは「銃を持った人間が学内にいれば、バージニア工科大のような事件は防げた」と主張。銃規制に反対する同州の市民団体も「子どもを愛しているなら、学校を殺人者たちの安全地帯にするべきではない」と法案を支持している。

「学校内に銃を持ち込める法案」………。
「銃を持った人間が学内にいれば、銃乱射事件は防げた」?
う〜ん、なんだか支離滅裂すぎて笑っちゃいました。議員や市民も支持しているんだから驚きです。
そもそも銃が存在しなければ乱射なんてできないのに。
もう銃の所持が一般的すぎてどうしようもないんですね。
銃の乱射をする悪いヤツが居たとする。銃の乱射を始めることを、銃でどうやって防ぐんでしょ?少なくとも数人は撃たれて乱射に気がつくわけだから、その時点で一切防げてないんですよね。それに、銃を持っていればその悪いヤツも結局被害を広げないために撃たれるわけです。
未然に防ぐという観点だとどうか。……ある程度の効果はあるかもしれませんね。ただ、犯人は「みんなぶっ殺しちゃる!」なんてイカれた状態になっているわけだから、どう考えてもやるときはやるでしょ。
アメリカの銃社会を薄々知ってはいたけれども、「銃を規制しよう」じゃなくて「銃を持たせよう」とする文化の違いに、ちょっと驚かされた今日この頃でした。

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