SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

中国の空母ワリャーグは脅威となるのか

素人なので適当なことを書きますが、先日、中国が初となる空母の改修を完了させ、空母は軍の管轄となりました。中国名称は「毛沢東」という案もあったそうですが「遼寧」に決まったようです。
最近のこの情勢ですから、ちょっと気持ちの悪い怖い話ではありますよね。
空母とはその名前の通り、航空機を離発着や艦載できる性能を持った船のことで、基本的に海上で守ってもらわないとダメですが、制海権を得た暁には空母を拠点に航空機で制空権を得る、と行った戦略が組めるわけです。一方、空母がない場合で航続距離的に届かない場所に赴くときは、まず地上の空港を制圧する必要があるということになります。
 

ワリャーグはロシアの40年前の空母
さて、このワリャーグですが、実はロシアが1970年後半に建造途中だった船をなんだかんだ渡り歩いた結果に中国が買い取ったもので、とても古い船。ひどい話ですが、中国は「海上のホテル&カジノを実現するため」という理由を掲げたペーパーカンパニーを使い、半ば世界を騙して空母を買い取ったんだそうです。
この空母はほとんどハリボテで、推進するための蒸気タービンが取り外された状態で中国に渡りました。中国には蒸気タービンを開発する技術がなく、ディーゼルエンジンが搭載されているのではないかという話もあるようで、馬力が少なく機動力が弱いと言われています。
上記のぐだぐだ感といい、この空母に付けられた形式番号が訓練・実験用に扱われる番号だったりなど、実戦配備能力は低く、あくまで実験用の空母だと言えそうです。そんな中、既にZ-8哨戒ヘリやJ-15艦載機が離発着している模様です。余談ですがJ-15はロシアSu-33の違法コピー。そういった観点では、この空母の技術を元に、複製生産しようと企んでいる可能性はあるかと思います。
といわけで恐らくワリャーグは日本の直接的な脅威とはならないんじゃないでしょうかね。
 
尖閣諸島で交戦が行われたら
日本と中国で海上の戦力という点では、その「数の差」はとても大きいものの、日本の方がこれまでにお金を掛けて近代兵器を取りそろえており、ほぼ互角と言われています。
例えば、日本の最大規模の護衛艦「DDH-181護衛艦ひゅうが」。これはほぼ空母なのですが、ひゅうが型護衛艦は規模は小さいながら複数のヘリの離発着・艦載が可能でVTOL機も搭載可能ではないかとされています。ステルス形状であったり司令部の機能を持っているなど最新機能を搭載しています。ちなみに、ひゅうがは震災時には福島に赴き、哨戒機で救助・支援活動を行ったそうです。
制海権と言えばイージス艦や潜水艦の活躍もありますが、中国に比べれば最新の艦をそろえています。
 
空の戦力の差は、中国はJ-10(Su-27)やJ-11(Su-27SK)、J-15で多数保有していて現役、日本はF-15J/DJ、F-2A/B、F-4EJ改などを保有しています。ちょっと出展は忘れてしまいましたが、シミュレーション的には日本の圧勝で、日本が相手を15機落とすのに対して、中国は1機しか落とせないという性能差とのこと。
中国もステルス機の実用化とかをやっていますが、日本もFS-XにF-35Aを導入することが決まっており、2016年にF-35Aが4機、F-35シミュレータを2台導入します。
 
テレビである人が言っていたのは、尖閣諸島は中国が動けば、すぐに占領されるものの、自衛隊が交戦することで押し戻すことまではできる模様。その後、数で中国に押されるが、米海兵隊が加勢すればあっというまに制島権を奪還できるとのことです。兵器能力が低いのと、訓練不足というのが大きいそうです。
世界情勢を無視すれば核兵器なんてのも出てきますが、そのときはいろんな意味でもうおしまいですよね……。