日本政府、北のミサイル破壊措置命令発令

防衛相が北朝鮮のミサイル発射に対して、破壊措置命令発令を発令したんだそうな。
日本領内にミサイルが着弾する可能性が出てきたからだそうで、北朝鮮側からの発射予告がない状態で発令されるのは初めてとのこと。
党が変わったかどうか分かりませんが、いつも後手後手の政府の対応が心配になるくらい早いのは、もしかしたら米国からの要請があったからなのかもしれません。アメリカはグアムに迎撃ミサイルと配備すると発表したばかりです。
日本のミサイル防衛と言えば、公にはされていませんが、情報収集目的の衛星が上空を飛んでいます。さらにイージス艦からの監視と迎撃が可能。自衛隊ではこんごう級のイージス艦がそれにあたります。後はPAC-3で有名なパトリオット３ミサイルが本土からの迎撃。本当にミサイルが発射されたとき、撃墜できるのかどうかは分かりませんが、中東の紛争では結構迎撃出来たようです。
今、北朝鮮は自らをずいぶん追い込んでいて、ミサイル打ったり軍事演習したりいろいろやってます。韓国と北朝鮮共同で開拓された工業団地「開城」も韓国人の入国が禁止され、ついには北朝鮮自身も撤収して稼働を止めるそうです。
韓国企業のダメージはもちろん、北朝鮮の外貨獲得に一役買っていたわけですからこりゃ北朝鮮さん本気だな、ということです。制裁で輸出規制も行われ、麻薬や兵器が売れなくなってますます窮地に立たされている北朝鮮。本当に何かやらないと引っ込みが付かない状態まで来ています。

北朝鮮がミサイルを発射し日本の領域内に落下する可能性が出てきたことを受け、小野寺五典防衛相は2013年4月7日、自衛隊法に基づく破壊措置命令を発令した。

北朝鮮の盟友ロシアも重大な懸念を表明、アメリカもB-2爆撃機やF-22戦闘機を近隣に飛来させて北朝鮮から「ずるい」と言われてたりしますが、大陸間弾道弾(ICBM)発射実験はさすがに延期させたりしています。
最悪のシナリオとしては北朝鮮に中国やロシアが賛同し、韓国は連合国となって朝鮮戦争の再来となるということなんですが、近年、孤立を続ける北朝鮮に悪い技術供与で近づく国はあれど、アメリカとケンカしたい国があるはずもなく、戦争が起きても孤立すると思います。
日本も昔は北朝鮮みたいに口だけではなく、帝国主義として朝鮮や旧ソ連、中国、台湾を侵略した通り、軍国主義で自ら「大日本帝国」って名乗っていたんですよね。だいにっぽんて。
そういえば韓国の正式名称は「大韓民国」でしたっけ……。ふ。