米AT&T、T-Mobile買収断念

AT&Tが周波数帯の緩和や契約者数の増加を狙いT-Mobileを買収しようとしていたお話ですが、政府機関が承認する判断を得られる事が難しい事が分かり、この買収提案を撤回する事になったそうです。
具体的には、米司法省がこの買収がサービス向上のための競争を鈍化させるとして訴訟を起こし、AT&T側もこの問題を解消する事は出来ないと判断したという事になります。
日本の規模で例えるなら、KDDI(au)がドコモに追いつくためにウィルコムを買収するような感じでしょうか。

米AT&Tは12月19日 (現地時間)、米T-Mobile USAを買収する提案を撤回することを明らかにした。今年3月に独Deutsche Telekom AGと合意したもので、合併が実現すれば、契約数が1億3000万規模の巨大キャリアが誕生するはずだった。

かつてのセガ＋バンダイ→バンダイ＋ナムコみたいに、あっさりVerizonとT-Mobileがくっついたりなんかするとびっくりしますけどね。
ちなみに、T-MobileはドイツDeutsche Telekom AG社の関連会社で、Deutsche Telekom AGはT-Mobileを手放す事に同意していたそうです……。