ソフトバンクがアメリカの携帯電話会社Sprint(Sprint Nextel)を買収する事で合意したんだそうな。
ちなみに、ソフトバンクには8000億円近い大きな借金があります。
株式の購入が進み過半数を獲得するのは来年半ば以降になるとの事です。まぁつまりまだ買収は完了していません。
ちなみに、Sprintは現在赤字。2004年にNextel社を買収してSprint Nextelとなりましたが米国3位。数年前の日本で言うソフトバンクの位置にある会社でした。
アメリカではVerizon、AT&Tがシェアを分けており、Sprint、T-Mobile、Clearwire、Metoro PCS、Leap、US Cellularなどがその他大勢となっています。
AT&TによるT-Mobile買収の噂なんてのもあるそうですが、そんな中の日本企業からの買収劇となります。
アメリカは開かれた市場なので、この買収が阻止されることはないと思いますが、アメリカのユーザーとしては心配になる買収劇ですよね。
携帯電話大手ソフトバンクの孫正義社長は15日夕、東京都内で記者会見し、米同業3位の「スプリント・ネクステル」を買収することで両社が合意したと発表した。
ソフトバンクの目的を簡単に言えば、Sprintへの投資(立て直し)、アメリカ国内でのSprintインフラの活用となるかと思いますが、この投資が借金を増やす可能性もあるかもしれません。
どうでもいい話ですが、最近ドコモのウェブ広告をよく見かけますね。これまでには見られなかったものなので、ドコモが他社に対して感じる恐れの表れなんじゃないかと思います。
各キャリアの契約者数を調べてみました。
2012年8月末契約者数
キャリア | 月純増数 | 累計 |
---|---|---|
NTTドコモ | 81,200 | 60,628,000 |
KDDI(au) | 161,900 | 35,885,500 |
ソフトバンク | 217,200 | 30,141,100 |
3年前の状況もご紹介。
2009年6月末契約者数
キャリア | 月純増数 | 累計 |
---|---|---|
NTTドコモ | 112,400 | 54,864,100 |
KDDI(au) | 43,800 | 30,996,100 |
ソフトバンク | 112,900 | 20,956,200 |
ドコモの純増数が間違いなく減ってますよね。
iPhoneを発売して以来、ソフトバンクの純増数は他社を上回ることが多かったですが、それでもKDDIの契約者数を抜くことはできていません。KDDIのiPhone獲得も大きく影響しているんじゃないでしょうか。
以下、昨年紹介したグラフ。
ソフトバンクも元々は日本テレコムを買収したVodafon(J-Phone)を買収して立ち上げた会社です。野球球団も手にしました。イーアクセスも買収しました。そして米国の携帯会社の買収。
結局の所、ユーザが満足できるサービスを提供してくれればお客はついていくと思いますが、ソフトバンクはよくお客さんを騙して(正確には都合の良いことばかり言って)客を引きつけようとすることが多かったので、選択するなら気をつけないといけません。
余談ですがSATOX個人持ちの携帯はKDDI、会社支給の携帯はソフトバンクです。