マイクロソフト、ヤフー買収断念
マイクロソフトが正式にヤフーの買収を断念したんだそうな。
敵対的な買収も視野に入れていると強気になっていたのに、結局は断念してしまったようです。週明けの株価推移が気になりますな。４日の株取引ではヤフーが株価を落とし、マイクロソフトは株価を上げています。
ちなみに、ヤフーが買収されて困るのはヤフー自身はもとより、Googleだったのかもしれません。
Googleは次世代携帯事業を断念した替わりに、キャリアによるプラットフォームリソースを公にする事に成功し、Androidという携帯向けOS(Linuxベース)戦略に打って出ています。Googleの思った通りにもし事が運べば、ユーザはGoogleの提供する広告を見る代わりに無料で通話が出来るようになるかもしれません。まぁ簡単に言うと携帯分野での広告事業をGoogleが牛耳る事が出来るという事になります。
一方、ヤフーの広告事業をマイクロソフトが握った場合、Windows Mobileプラットフォームでも同様のサービスが可能になったかもしれないわけです。マイクロソフトのWindows Live Search(MSN Search)が広告事業で成功しているとは決して言えないので、マイクロソフトにとってはヤフーがとても魅力的に映ったのだと思います。
米マイクロソフト（ＭＳ）は３日、米ヤフーへの買収提案を取り下げる、と発表した。ＭＳによると、直前までのヤフーとの交渉で、ＭＳは従来の提案より買収額を約５０億ドル上積みしたが、ヤフーの同意が得られず、最終的に買収を断念する方針を決めた。
ちなみに、ヤフー・ジャパンの関連会社としては、ソフトバンク、ベクター、ガンホー、アルプス、オールアバウト、クレオ、JWordなど。特に地図で有名なアルプスはヤフージャパンの連結子会社だったりします。
