SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

韓国の人「薄毛は放射能のせい」

福島で起きたどうしようもない原発の事故で、近隣の方はもちろん、東北、関東、しいては日本の利益を損なう程の損害が起きています。
テレビを見ていても良く判らないというのが正直なところですが、特に迷惑を被っている人や地域に対して東京電力がなにか痛みを伴ってがんばっている様子もなく、かといって国が具体的な策を投じているような気もしません。
それでも復興の兆しは少しずつ見えてきているような気はします。
ところ変わってお隣、韓国。
放射能が飛んでくる」といって学校が休みになったりしたのは有名なお話ですが、「放射能で汚染された日本人の入国を禁止すべきだ」と騒いでみたり、もうなんだか日本国内よりもハッスルしています。
で、そんな韓国国内で高い放射線が測定され、またもや大騒ぎしているようです。

ソウル市北部の蘆原(ノウォン)区の住民が2011年11月1日、自宅周辺で1時間あたり3.0マイクロシーベルトを検出したとして消防署に通報。原子力安全技術院(KINS)が詳しく調査したところ、セシウム137を道路2か所から最大毎時1.4マイクロシーベルト、1か所から同1.8マイクロシーベルトを検出した。

ソウル市内で1.8〜3μシーベルトを検出したそうで、10年前に舗装したアスファルトにも高めの放射能がある事を見つけて、慌ててはがしたりしてるようです。
また、放射線の高い地域では「男性の薄毛は放射線のせい」という噂が広まっているんだそうです。
なんというかもうそんな噂自体が小学生レベルだと思ってしまうのですが、なんでしょう、日本ではそれなりに教育してるからですかね、そんな噂にもパニックにもなりませんよね。
さて、日本国内において、福島第一原発から飛散した放射能物質の汚染状況がまとめられたようです。

東京電力福島第一原発事故による放射能汚染の実態について、文部科学省は11日、航空機で測定した放射性セシウムの蓄積量を新たに6県分追加し、計18都県の汚染マップを公表した。これで東日本各地がほぼ出そろった。文科省は西側は群馬・長野県境、北側は岩手県南部で汚染の広がりはとどまったとみている。

福島県の東側全域、栃木県北部、群馬県広域、茨城県と千葉県の県境の一部、岩手県宮城県の県境一部に飛散しているようです。
ちょっと、この色の付いたところにお住まいの方は気が気ではないと思いますが、韓国の人のようにどうかパニックにはならないで欲しいものです……と言いたいところですが韓国のパニックを見てると逆に冷静になれそうです(笑)。
記事のマップはセシウム134とセシウム137の飛散状況ですが、前者の半減期は2年、後者は30年。同じ元素でも半減期は大きく異なるそうで、ものによっては1900×10の16乗年の半減期をもつ物質もあるそうです。
だんだん余談になってきますが、半減期というのは放射能(放射線を放出する能力)が半分になる期間の事で、「ベータ崩壊」と呼ばれる陰電子、陽電子の崩壊を起こす現象が起き、つまるところ別の物質(安定同位体)に変化していきます。
まぁ30年放っておいても、完全に元の状態には戻らないという事になります。
広域なので除線はなかなか難しいでしょうが、一刻も早く元の環境に戻ると良いですね。