SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

東京電力圏内の節電量はどれくらいなのか

現在、大地震の影響で福島の原子力発電所などが停止しており、東京電力ならびに東北電力圏内で電力不足という危機的状況に陥っています。節電の呼びかけはもちろん、大規模停電を避けるべく、計画的に地域ごとに停電を実施する計画停電が行われています。
SATOXがその圏内で生活している限り、いろんなところでその協力体制が見て取れます。会社のビル内では暖房がオフ、共有エリアでは必要最低限の照明が使われています。コンビニなどでも照明は半分程度。暖房もオフになっているところが多いようです。
また、夜中に電車に乗っていると流れる風景がいつもと違う……。暗いわけです。
街灯が消えているのと、各ご家庭でもあまり照明が付いていないようです。
各ご家庭も節電に協力しているわけです。さらに普段大きく電力を消費する工場や設備も節電が行われているんでしょうね。
んじゃ、実際に節電がどれくらい行われているのか。
東京電力が電気の使用実績をグラフで紹介しています。
以下は3月23日(水)の電気の使用推移です。


■電力の使用状況グラフ(当社サービスエリア内)|東京電力

今日は15時〜21時の間に計画停電が実施されたようです。
「前年の相当日」の定義がよく分かりませんが、昨年の相当日と比べ、全ての時間帯において消費が大きく押さえられているようです。(「前年の相当日」については恐らく平日か休日かくらいは合わせてあるのかと思います。気温による暖房でも消費電力は大きく変わりそうですが……)
ピークは自宅に帰宅して一斉に夕飯やお風呂の支度をする夕方6時といわれていますが、昨年はピークで約4,500万キロワットに対し、今日その時間は3,200キロワット。1,300万キロワットほど少ないようです。今日のピークは9時くらいの3,750キロワットです。
というわけで、いろいろな心配をまき散らしている福島の原発、そして電力不足ですが、東京都の多くの地域は計画停電の区域外になっています。経済の中心であることから止めるわけにはいかないのでしょうが、なんだかとても不公平。(それでもSATOX住むところは計画停電区域でありながら、大手の工場などが多いためか比較的停電は回避されているようです。)
プロ野球の問題
そんな中、大変大きな電気を消費するプロ野球を開幕するんだそうな。各ご家庭でがんばって節電しましょうなんていう運動がすぽぽぽぽ〜んと吹き飛んでしまいそうなお話です。
多くの関係者は延期を決めていますが、セ・リーグのある球団のある困った人が強行的に開幕を推し進めているそうです。ちなみに電気の消費量は従来より40%節電できるそうですが、それでも2,000〜3,000世帯分の電気を消費とのこと。
極論、野球のせいで停電になる地域が出てくるかもしれません。
余震が続く中、多くの人が集まる球場。何かあったときに大丈夫なのでしょうか。また、東京電力圏内や被災地を含む東北電力圏内で不慮の停電を起こしてしまったらどうするのでしょうか。……そもそもなぜ心配させられているのでしょうか。

■ファンも切実!「これ以上、野球が嫌われていくのを見たくない」 ― スポニチ Sponichi Annex 野球

こんなお話もありますが、強行するのはプロ野球にとってプラスなんでしょうかね。よく分かりません。