KDDI社長小野寺正氏が退任
KDDIの社長兼会長であった小野寺正氏が社長職を退任し代表取締役会長に、田中孝司専務が新社長になると発表したんだそうな。
田中氏はUQコミュニケーションズを立ち上げた社長でした。こんな新社長のコメント。
「環境変化に対応できていなかった」
「スマートフォンへの対応が遅れた」
「モバイルや固定、CATVなど複数のネットワークを持つ優位性を活用できていない」
「スマートフォンで遅れた理由は、われわれはフィーチャーフォンに少し固執してしまった」
「オープン系の経験があるなど、トラディッショナルな事業者よりIT技術者の性格を持っている。これからの経営に大きく生きてくるだろう」
いやー、分かってたのに何故……。
ガジェット好きのSATOXさんはauユーザなんですが、魅力的な端末にずーっと出会えず、古い携帯を持っています。以前のauは他のキャリアにはない様々な魅力的なサービスを提供しており、auであることがちょっとしたステータスと感じていたのですが、今は正直観る陰もありません。
auなら、スマートフォンなど先進的なものにすぐ飛びつき、他にないサービスをやってくれると信じて待ち続けていたのですが、何度も何度もがっかりさせられています。
iPhoneでもすでにCDMA2000などに対応可能な状態になっており、あとは現状契約しているキャリアとの独占販売期間やその他政治的な問題が解消されるのを待つだけと考えられます。
アメリカではAT&T独占でしたが、verizonからも来年初頭ぐらいにiPhoneが販売されるのではないかとの噂があります。そこで日本では……そう、auですよ。
Windows Phone 7も控えてるし、Androidだってまだまだこれから。auも黙ってないでいろいろ楽しいスマートフォン端末を出して欲しいと思うわけです。
以下、各キャリア+おまけのUQを入れた、2010年7月8月の純増、総計役者数です。
キャリア | 8月純増 | 8月総計 | 7月純増 | 7月総計 |
---|---|---|---|---|
NTTドコモ | 125,500 | 56,785,100 | 145,100 | 56,659,600 |
KDDI(au) | 56,600 | 32,199,900 | 51,800 | 32,143,200 |
ソフトバンク | 288,900 | 23,141,600 | 279,500 | 22,852,700 |
イー・モバイル | 53,500 | 2,672,300 | 81,500 | 2,618,800 |
UQコミュニケーションズ | 36,300 | 293,700 | 43,500 | 257,400 |
契約者数で言えばドコモ>KDDI>ソフトバンクですが、純増数はソフトバンク>ドコモ>KDDI。まだまだ差はありますが、そのうちソフトバンクがKDDIを抜いてしまうかもしれません。これがいかにauに魅力がないかを物語っているかと思います。
何が言いたいかというと、もう待てないぞKDDI!
KDDI社長にUQ前社長の田中専務が昇格。田中氏は「スマートフォンへの対応が遅れた」ことなどを挙げ、「変化に対応できる新たなKDDIを作りたい」と意気込む。
急増するソフトバンク……相変わらずソフトバンクの回線はあれなんで、ますますあれに。ソフトバンクが多額の負債を抱えており、2015年くらいまで返済できない状況だということをご存知ですかね?そのため、設備投資費が削られています。