SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

ラヂオ焼きって知ってますか?

先日、と言ってもずいぶんと前ですが、かき氷のはしごに行ってきたお話をネタにしましたが、実はこのラヂオ焼きのお店にも行ってきました。

■「かき氷」のお店をはしごした話 - SATOXのシテオク日記

して、ラヂオ焼きってなんやねんな?
 
■ラヂオ焼きとは?
どうやらたこ焼きの原点となった食べ物のようで、見た目はたこ焼きそのもの。
大正時代に小麦粉にこんにゃくとすじ肉を入れて屋台で出していた「ちょぼ焼き」という物があって、その名前が変わった物が「ラジオ焼き」とされています。
当時、聞く方のラジオは高価であり、ハイカラ。そのイメージにあやかってラジオ焼きという名前が付いたようです。
以下、この後紹介する「粉もん屋」の家系図を元に、たこ焼きまでの系譜をまとめてみました。

  たこ焼きの系譜
                           明石焼き(江戸)
   もんじゃ焼き(明治)                |
   どんどん焼き                    |
     |                       |
   お好み焼き(大正)− ちょぼ焼き          |
                ||             |
             ラジオ焼き(昭和8年)−+− 明石焼き(タコ入り)
                         |
                        たこ焼き(昭和10年

昭和になってから明石焼きの具材にタコを入れるようになったのをきっかけに、ラジオ焼きにもタコを入れたんだそうで、これがいわゆる「たこ焼き」の登場となります。
とまぁ、たこ焼きの元祖が「ラジオ焼き」なんですね。
と言うわけで、長くなりましたが三軒茶屋で「ラジオ焼き」を食べたというお話。
 

三軒茶屋「ラヂオ焼 粉もん屋
実は特に歴史はないお店なのですが、このラジオ焼きを三軒茶屋の名物にしようとがんばっているお店です。このお店、飲み屋っぽいノリです。

■「ラヂオ焼(ラジオ焼き)」三軒茶屋の新名物 : 粉もん屋



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店内はモダンな感じが溢れており、「ラジオ焼き」ではなく「ラヂオ焼き」なのもちょっと古き良き時代のレトロさを誘っている感じ。

やっぱりお勧めはラヂオ焼き


こんな感じで注文を受けてからじっくり焼いていきます

はい、ラヂオ焼き。
中身はこんにゃくとすじ肉ですよ。

基本はポン酢で頂くそうですが、この写真はソース(マヨネーズ)。もちろん、ポン酢も頂きましたがポン酢の方が具材と良く合っていると思いました。
こんにゃく、すじ肉はいわゆる牛すじ煮込みになっていて、味が付いています。
 
■たこ焼きもあるのだ
3人で行ってSATOX以外は「ラヂオ焼き ソース」「ラヂオ焼き ポン酢」と注文。ひねくれ者のSATOXは「たこ焼き」を注文するのでした(笑)。

ラジオ焼きの親戚と言うだけ合って、見た目も一緒でしょ? まぁ具が違うだけなんだから当たり前なんですけども(笑)。
 
ちなみに、「粉もん屋」という名前の粉物屋さんは日本に数多くありますが、全く独立したお店の模様。
このお店についていろいろ調べてみたのですが、元々イタリアレストランの調理師でソムリエの免許も持っているんだそうな。いろいろ変わった経歴を持っており、にラジオ焼き、たこ焼きに対するこだわりも相当なもののようです。
もし三軒茶屋界隈に行く事があるなら、お勧めです。
このお店の正面にあるお店のDQNっぷりもある意味面白いですよ(笑)。