SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

EmEditorバージョン8公開

EmEditor」はSATOXがプログラミングや実はこのブログの文章を書くのに使っているテキストエディタで長年テキストエディタを使ってきてたどり着いたソフトなんです。
一応、今まで使ってきたテキストエディタを書いてみると、古くはPC-9801で使っていたVZ EditorWindows CEWindowsで使っていたWZ EditorTeraPad秀丸エディタなんかも使っていました。余談ですがUNIXではemacsやviも使ってました(笑)。
UNICODEが普及してきたときに、それを問題なく扱えたのがこのEmEditorでした。
EmEditorは有料ソフトで頻繁にバージョンアップされているのですが、Ver.4以降からのアップデートは無料と良心的なところがうれしかったりもします。(30日間は無料でお試し出来ます)


以下、バージョン8の新機能をご紹介。さて、EmEditorバージョン8の新機能なんですが、WZでは当たり前に出来たバイナリ編集機能がやっとEmEditorに搭載されました。しかも200GBを超えるファイルにも対応しているとのことで、愛用のMDIバイナリエディタStirlingの弱点も克服しています。
思わずWZの要領でテキストエディタにバイナリファイルをドロップしちゃうことがありましたが、このときも問題なくなったわけです。
■VisualStudioのソリューションが開ける
この機能はEmEditorプラグインによって実現されているのですが、なんとVisualStudioのソリューションファイルを開くことが出来ます。
もちろんコンパイルが出来るわけではありませんが、関連するファイルをツリー形式で表示、編集が出来るということになります。VisualStudioの起動が面倒な場合や統合環境の存在しないプラットフォームの開発なんかには便利かも知れません。
■箱形編集
EmEditor7でも出来たような気がしますが、ブロック編集の機能が強化されています。
説明ビデオを観るとちょっと感動するのですが、ブロック選択して共通項があれば同時に変更出来ると言ったあんばい。例えは「#define AAA〜」とたくさん並んでいるとき、「AAA」をブロック選択して編集するとAAAの部分だけ文字が全て入れ替わります。……まぁこの例だと置換した方が的確ですが(笑)。
■その他・EmEditorの特徴
最後に、EmEditorをご存じない方に特徴をご紹介。
多彩な色分け
多くのプログラム言語に対応しており、デフォルトで色分けされます。HTMLではプレビューも可能。外部ツールを起動することも出来るのでその気になればソースのコンパイルも出来ます。
マクロ機能・プラグイン機能
WZと同様、かなり強力なマクロ機能、プラグイン機能が実装されています。WZの場合、Cで書いてコンパイルする必要がありましたが、EmEditorの場合はJavaScript互換のコードがインタプリタ実行されます。
マクロ記録も可能で操作した内容がJavaScriptコードで記録されるのが便利。このコードを参考に編集すれば、自分がやりたいことを簡易に記述出来るわけです。ブログでF1のレース結果を載せていたことがありましたが、あのブログコードはEmEditor/JavaScriptで一発変換して使っていました。
プラグインはサイトに公開されており、有志の作ったものも登録可能です。BASE64エンコードするプラグインなんかもあります。
また、PerlScript、PHPScript、Python、RubyScriptなどもインストールされていれば直接実行することが出来ます。強力。
文字補完機能
バージョン7からは単語の補完機能が実装されました。文書全体を見渡して候補を表示してくれます。この文章で言うと、「Em」まで入力すると「EmEditor」「EmEditor7」という候補が出てきます。候補を選ぶだけで文字を入力出来ます。
アウトライン表示
例えばCのコードを表示した場合、関数一覧をアウトライン表示することが出来ます。
関数一覧の視覚化ができ、関数をクリックすればその行にジャンプします。Wzにもありましたね。
文章をタイトルなどでアウトライン化することも出来ます。
タブ機能
近年のブラウザのように文書をタブ化することが出来ます。
編集したいソースやヘッダを一度に選択してドロップすれば、テキストを行ったり来たりすることが出来るわけです。文書郡をプロジェクトファイルとして保存することも出来ます。
改行表示方法の変更
地味だけどよく使うのが改行表示方法の変更機能。
もちろん、拡張子毎に改行方法を設定することも出来ますが、例えばXML編集時にタグを見渡したいときは「ウィンドウ幅で折り返さない表示」。内容を確認したいときは「ウィンドウ幅で折り返す表示」なんかが簡単に切り替えられます。
テキスト文書を書くときは80行で折り返し、なども可能。

EmEditor Professional 2006EmEditor Professional 2006

エムソフト(2006-10-20)

エムソフトの回し者でもなんでもないのですが、便利に使わせてもらってますので感謝の意味を込めてご紹介してみました。

■EmEditor テキスト エディター - EmEditor Professional 8

EmEditor テキスト エディタ