「ICO」がGPL違反
SCEのゲーム「ICO」がlibarcを使っているのではないかという疑いが掛けられています。つまりGPLに抵触しているのでは、ということ。
libarcってのはいわゆるGZIPのライブラリで、圧縮伸張をおこなうGPLライセンスのオープンソース。ライセンスはBasis Technology という会社のようです。
GPLのソースを利用する場合、それを利用して作られるアプリケーションもソースを公開しなければならないという規定があります。つまり、もしライセンス違反が確定すれば「ICO」のゲームプログラムソースを公開しなければいけないわけなのです。
定期的に話題になる「(製品名)でGPL違反発覚」のお話。つい先日はAsusがEee PCの事例について誤りを認めソースコード全面公開という対応をしていましたが、今度はソニー・コンピュータエンタテインメントのプレイステーション2用ゲーム『ICO』にGPLライセンスのライブラリ「libarc」の使用が発見され議論となっています。
いやぁ、これが本当ならプログラマの知識不足が招いた問題ですよね。……いやぁ、GPLうっとうしいなぁ。
ちなみに、ToHeart2などはXViD GPL抵触を認め、ソースが公開されています。