SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

伊集院、ミシュランガイドに苦言

伊集院光の深夜のラジオは毎週録音して聞いていますが、比較的ライトな日曜お昼のラジオ「日曜日の秘密基地」は聞いていません。で、たまたま日曜日のお昼にラジオのことを思い出したので聞いてみました。すると伊集院が文句を言ってましたね、ミシュランガイドに(笑)。
SATOXも激しく同意です(笑)。
まず、レビューした人の名前が書いていないということ。伊集院曰く、『タマネギ1つとっても人によって好き嫌いがあるわけだから、万人が同じ評価なワケはない。レビュアーの名前があれば、「ああ、この人の味覚とオレは似ているから、この人の薦める人の所に行こう」』となるわけです。ミシュランガイドという人格があるわけではないんですよね。
余談ですが、ミシュラン本社のあるフランスでは、「ミシュランガイド」は既に「古くさいガイド」という評価が多く、視点が狭く正しい評価は出来ていないという事になっているそうです。
また、ミシュランガイドは10万部以上売れているそうです。一冊約2300円。
伊集院曰く、『こんなに売れちゃいけないわけで、お店のキャパシティも決まっている。人気で行くことが出来ないお店のガイドを見て「あ〜行きたいな〜」と見てるだけなんて、なんだそりゃって感じ。」だそうです。
さらに、『行くことも出来ないお店の本に2300円も払うなら、近所のお店でいつもよりもおいしい物食べればいいじゃん。』とのこと。まぁ「おいしいもの」という観点に絞ってみたときに、あまりにも視野の狭い偏った評価であることは間違いないですよね。載っているのは気張った高級店ばかりですから。



ミシュランガイドに載っているお店はいいお店だと思うし、おいしい物が食べられるでしょう。
ただ、SATOX個人的には過剰な接客はうっとうしいだけなので接客もほどほどがいい。つまり、そんな評価は人それぞれで、どう考えても一意に、例えば★の数なんかで決められるはずはないんですな。もちろん、一定の指標にはなりますけどね。
また、こういったガイドの評価に目を奪われて、他にもっとあるおいしい物に対し蔑んだ視点でしか見られなくなる人がいるであろう事が残念ですね。想像ですよ(笑)。
いや、別に悪口を書くわけではないですけど、例えば、最近流行ったボジョレーヌーボーなんて、普段ワインなんか飲まない人が何も知らずに買ったりしてるわけでしょ。そういうのを見てると、「なんだか日本人の味覚大丈夫か?カモられてないか?」と心配してしまいます。通常のワインとボジョレーは製法がちょっとだけ違うんですが知ってるのか、とか、ワインは寝かした方がおいしいのよ、とか。
ミシュランガイドはお店を選ぶ上で少なからず指標になることは間違いありませんが、「ちゃんと自分の考えで味わえるか、みんながおいしいと言っているからおいしいと思いこんでいないか?」という点が老婆心ながら心配。……これはある意味、ブランド物への考え方も視点は似てますよね。


MICHELIN GUIDE東京 2008 (2008)
Book
2007/11/22
日本ミシュランタイヤ
まぁそれでも、極論、他人がどうこうではなく自分が満足できるか否かなので、何でもいいのですけどね(笑)。