SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

次世代も液晶、とシャープ

シャープが次世代液晶と称する新型液晶テレビの試作器を発表したんだそうな。
厚さなんと2センチ、コントラスト比100,000:1。有機ELSEDと比べても優位であると語っているそうな。ちなみに有機ELコントラスト比は1,000,000:1、SEDは100,000:1程度。シャープも以前メガコントラストとしてコントラスト比1,000,000:1の液晶を発表していたので、優位かどうかは別として有機ELSEDに並ぶ物と考えてもいいかもしれません。
今回、技術的な説明は何もなく、特許の問題から何も発表できなかった模様。薄いのもすばらしいし、記事内の画像で紹介されている地の映像の「黒」ははっきりと黒いですね〜。さらに、ワイヤレスHDMIを実装しているんだそうな。

シャープが公開した液晶テレビの試作機は、52V型ながら厚さがわずか2センチ(最厚部は2.9センチ)の超薄型。そのうえ10万:1のコントラスト比に消費電力は140kWh/年と、少なくとも数字の上では画質、薄さ、環境性能のどれをとっても既存の液晶テレビを大幅に上回る。そして“次世代テレビ”と言われる有機ELSEDに対しても優位性は揺るがないという。

応答速度も早くなってハイリフレッシュレートも可能になっており、残す液晶の問題は視野角ですかね。この新型液晶も斜め45度から見るとコントラストが半分になって見えるんだそうです。バックライト、液晶格子などの仕組みを考えると難しそうな問題ですね。一方、有機ELSEDは目に見にえるもの自体が発光しているので、見る角度により明るさが変わるということは基本的にないわけです。
消費者からすると、あとはお値段ということになりますね。コスト面ではやっぱりあと何年かは液晶でしょう。