SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

液晶パネル同盟乱立

先日、松下、日立、キヤノンが液晶パネル開発に関する提携を発表しました。これは「IPSアルファテクノロジ」というシャープ、松下、日立の合弁会社からシャープが抜ける形になったことに起因します。
一方、東芝はシャープと提携し、東芝はシャープから液晶パネルの提供を受けるということになっています。ちなみに、松下、日立なんてのはプラズマを押していたメーカー。キヤノンはデジカメ向けの液晶モニタを必要としており、権利問題でSEDが暗礁に乗り上げていたりします。
シャープと東芝に関してはシャープは東芝に液晶パネルを提供、東芝は得意の半導体をシャープに提供とお互いに強みを生かす提携です。
10年くらい前なんてのは液晶パネルは16インチ程度が限界でその先は無理なんて言っていたのに、今ではテレビの主流と言っても過言ではないくらい大型化、高品質化してますよね。
さて、ここでまとめておきたいのは液晶パネル陣営について。

日立ディスプレイズ(出資) 日立、松下、キヤノン、(IPSアルファテクノロジ)
シャープ(供給) シャープ、東芝
S-LCD(合弁) ソニーサムスン
LG Philips LCD(合弁) LG、Philips

株式会社日立製作所キヤノン株式会社、松下電器産業株式会社は、液晶ディスプレイ事業/技術の強化、発展を目的とし、包括的提携を行なうことで基本合意。25日に都内ホテルで、3社の社長が合同会見を行なった。

まぁ消費者にとってはより品質が高く、コストも低いものが買えるようになる傾向なのでよい動きだと思います。競争性はなくなりますが、それぞれの会社が投資して同じモノを作るのは社会的には意味ないですもんね……。