SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

キヤノン起死回生、独自SED

ナノプロプライアタリー社と特許使用権で争っていた次世代ディスプレイSEDについて、キヤノンは特許を使用しない独自技術での開発に移ることを発表したんだそうな。そもそも特許技術を使った場合に様々な問題が起こることが判明しており、独自技術の目処も立ったことから発表に至ったと思います。
ナノプロプライアタリー社が渋ってちょっと儲けようとしていたんだと思いますが、日本の技術力をなめたらいけませんな(笑)。
ちなみに、同社がキヤノンと契約した特許をキヤノン東芝に持ちかけ、共同開発(SED社)に至ったのが問題がこじれた原因なんです。現在SED社はキヤノンが買い取り、キヤノン完全子会社になっています。

商品化も危ぶまれていた次世代の薄型テレビ「SED(表面電界ディスプレー)テレビ」について、キヤノンが独自技術で開発に乗り出したことが分かった。当初は米国企業の特許を使う計画だったが、特許使用権を巡る米国企業との訴訟が長期化し、商品化の時期にメドが立たなくなっていた。すでに独自技術による試作段階に入っており、量産技術の開発を経て商品化を目指す。

液晶、プラズマ、SEDFED、OLED(有機EL)とありますが、どうなっていく事やら。現状、コスト面性能面で液晶が優位です。プラズマは松下、日立、パイオニアががんばっていますが、液晶にシフトする動きもあり消えていきそうです。発熱も結構あるしねぇ。