まずですねぇ、この実験を発表した東京大学の教授の髪型を見ていただきたい。
いかにも教授です。教授ヘアーです(笑)。
さて。
約3万キロの区間を特殊な装置を使わず約9Gbpsの通信速度を実現したんだそうです。ピンとこない方、これはすごいんですよ!
まず、3万キロという長さですけども、だいたい地球上のどの区間もカバーする距離です。地球一周が4万キロちょっとですから。それから9Gbpsという速度。だ〜いたい1GBを1秒で送ることができる速度です。DVD1枚が4秒くらい、2層DVDでも10秒で転送できちゃいます。ちなみに、IPv6、Internet2の世界の話です。
東京大学を中心とした国際共同研究チームは8日、2006年12月30日〜31日に実施したIPv6による長距離TCP通信実験において、32,372kmのネットワークで9.08Gbpsの通信速度を実現し、インターネット速度記録として認定されたと発表した。研究チームでは、この通信速度は10ギガビットネットワークでのほぼ上限値のため、10ギガビットネットワークにおける「最終速度記録」を達成したとしている。
会社の話ですけども、日本とのデータのやりとりでT1クラスでFTPやVPN経由の転送などを使っているわけなのですが、ものすごく遅いんです。数ギガのデータをやりとりすることもあるんですが、1日単位の時間が掛かります。
もし、9Gbpsという速度が日米間で出るなら、ものすごくありがたいですね〜。
ちなみに、この実験では市販の10GbpsPCI Expressx16カードを用いており、経由するサーバではソフトウェアで実装された高速化の技術を用いているそうです。