SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

光ファイバ1本で109Tbps転送に成功

技術的に100Tbpsが限界とされていた光ファイバ1本でのデータ転送で、109Tbpsという速度を出すことに成功したんだそうな。分かりやすく言うと約13テラバイトのデータを1秒で送ることができる速さです。
これまで1本の光ファイバの中に光の道を複数備えたマルチコア化について研究されていたものの光同士が干渉しエラーが出てしまっていたそうなんですが、今回の方式ではその干渉を押さえ、7コアの転送が可能になったとのことです。

情報通信研究機構(NICT)は、オプトクエスト、住友電気工業(住友電工)と共同で、光通信において新たに開発した光ファイバ1本で109Tbpsの信号伝送実験に成功したことを発表した。

これまで、70Tbps程度の転送レートが最速でしたが、それを大きく上回る記録を出したということになります。
このマルチコア技術と他の通信技術を用いることで、現在の1000倍以上の通信速を実現できる可能性があるんだそうです。

余談ですが、昨年から運用が始まった日本の千葉県千倉とアメリカのロサンゼルスを結ぶ海底ケーブルは、総延長9620km、費用約300億円で、約4.8Tbpsの回線速度を持っているんだそうです。将来、もっともっと速くなっていくんでしょうね。