SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

TCP/IPの30倍高速通信「クラウドコネクト」発表

Winny作者の立ち上げた会社でおなじみのSkeedのSSBPプロトコルを採用したクラウドデータ通信サービスをNHN Japanの子会社が発表したんだそうな。その名も「データホテル クラウド コネクト」。
従量課金もありますが、月10万円という有料のサービスです。
クラウドという言葉が個人的にはうさんくさいのですが、TCP/IPに比べて20〜30倍の通信速度なんだそうな。
一例として、日本からアイルランドのダブリンに1GBのデータを送信するのに、FTPで90分掛かるところ、3分で送信できるんだそうな。
ベストエフォートの時間なんでしょうが、最低保証速度を是非とも教えて欲しいものです。
転送レートに直すと、3分=180秒で1000/180=5.5MB/sec。44.4Mbpsですね。

NHN Japan子会社のデータホテルとSkeedは6月12日、グローバル間のデータ転送を高速化させるクラウドサービス「データホテル クラウド コネクト」を発表した。Skeedが独自開発した通信プロトコル「Skeed Silver Bullet Protocol」(SSBP)の採用で、標準プロトコルTCPと比較して約20〜30倍の速度でグローバル間ファイル転送を行えるという。

余談ですが、ネットワークにはいろんな層があって、物理層データリンク層とか、ネットワークインタフェース+TCP/IPだったり、NetBEUI+NetBIOSなんてのがプロトコルとしてあるわけです。ざっくりですが。
データケーブルの中を流れるデータは純粋なデータだけではなく、パケット化されたり、送り先情報やデータ保証情報なんかがいろいろ入っていて実際にはデータ量が多くなるもんです。詳しくは分かりませんが、SSBPではTCP/IPで余剰と思われるデータを削って実データを送ることで高速化してるわけですね。
さらにWinnyのようにデータをあらかじめサーバに分散させておき、マルチコネクションや効率の良い接続先を優先することで高速化を図っているのではないかと思います。つまり、ファイルを置いた時点で送り先に近いサーバにコピーをつくり、キャッシュ化してしまうということですね。