SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

アメリカで「肉じゃが」を作る!

アメリカ滞在40日目でございます。
……40日目ともなればねぇ、「肉じゃが」ぐらい作っちゃいますよ!(笑)
もうネタになるなら喜んで作ります。
そもそもSATOXの料理レパートリーなんざ、肉じゃが、カレー、シチュー、ビーフストロガノフ、麻婆豆腐、手打ちパスタ、手打ちうどん、豚のショウガ焼き、すき焼きくらいなもの。そんなに手間の掛からないものばっかりなのだ。

■肉じゃがを形なすもの
朝からSan MateoのNijiyaまで車を操り、お買い物です。

■Nijiya Market Home Page

肉じゃがを作ろうと思い立ったのは先週半ばのこと。ハンバーガーを食べているとき、「俺が喰いたいのはこんなもんじゃねえんだ!肉じゃがが喰いたいんじゃー!!」と裏の人格が覚醒し、無性に食べたくてムラムラしていたのです(言葉違ッ)。
もう脳内は肉じゃがのことでいっぱいです。高速道路をひた走る他の車が皆ジャガイモに見えるほど。……はい、ウソです。
ジャガイモ、タマネギ、牛肉。………ニンジンも手に入れたかったのですが、いいものがなく、そもそもSATOXは茹でたニンジンが苦手なので、まぁ入れなくていいかということに(笑)。
それから、「しらたき」と商品に書いてあったけど、糸こんにゃくゲットです。
牛肉は350グラムくらいで5$。お安いです。「広告の品」って書いてあったし(笑)。それから、せっかくアメリカで肉じゃがを作るんだから、どこかにアメリカらしさをといったわけで紫タマネギにしてみました(笑)。う〜ん、色合い的に食欲2割減になっちゃうかな。まぁいい、作る!
■調理開始♪
SATOX、包丁はどちらかというと得意♪
皮むき器はまだないので、包丁でジャガイモの皮を剥きます。
しかしですね、アメリカのジャガイモ(?)、固いです。洗っても薄皮一枚というよりも里芋のような固い皮で覆われており、包丁が滑りません。悪い包丁では?という気もしますが、ヘンケルのいい包丁。
よく分かりませんが、いわゆる「新じゃが」というものではなく、古いジャガイモなのかなぁ。こういう品種なのかなぁ……とにかく皮が固かった。
次にタマネギ(笑)。うわー紫ですよ。外皮ほど紫色が濃く、中に行くほど薄い紫に。紫過ぎるのも嫌なので、外皮を2枚ほど剥く。
切り方の名前は知りませんが三日月状に切ります。サクサクサク。あまり目はしみませんでした。
それから牛肉さん。アメリカの本筋スーパーには売っていないスライスされたお肉です。5センチくらいに切っていきます。ザクザクザク。糸こんもまぁてきどな長さに。
■炒めて煮込む
まず、フライパンで肉を軽く炒めます。じゅー。
次に、鍋に油を敷き、ジャガイモとタマネギに油がなじむ程度まで炒めます。誰かが「肉じゃがに炒める行程ない」と言ってましたが、そんなこたぁない。油が染みこむことで、水で煮たときの型くずれを防ぐ効果があります。炒め過ぎちゃダメです。
沸騰してきたら、しょう油、みりん、砂糖を足しながら味付け。ここら辺はもう経験がものをいいます。………はい、ウソをつきました。エバラさんのお世話になりました。
ここで、ちょっと水を多くしすぎたことに気づき、かなーりの薄味になってしまいそうなピンチに。まだタレは半分残ってるので入れてしまってもいいが、それでもきっと足りない!
急遽鍋の中のスープを1/4程捨てることに。そして、残りのタレを投入………それでもまだ薄かったのでしょう油をちょっと足してごまかす。これで蓋を開けたまま煮込めば水分が飛んで、なんとか食べられる味になるかな……と信じてしばし。
■完成
しばらくすると、肉じゃがのすき焼き風のいいにおいが。う〜ん、日本人に生まれてよかった。お前等、こんなもの喰ったことないだろ!(笑)→アメリカ人
心配していた紫タマネギはすっかり紫色をなくし、普通のタマネギに………あれ。
■喰う
さっそく試食。う〜ん、まぁまぁかなぁ。若干みりんと砂糖を加えればいい味に仕上がりそうなそんなちょっとだけ物足りない味。でも、うん、なかなかイケる。
ちょぉぉっと、牛肉が牛肉くさかったのと、ジャガイモがジャガイモくさかったですけども。これはアメリカの食材ってことで。
さぁ、次は何を作ろうか〜。