SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

吉野家、牛鍋丼で起死回生

吉野家ホールディングスは9月の売上高が1年以上ぶりに前年の売り上げ実績を上回ったんだそうな。
その武器は「牛鍋丼」。並盛りで280円。
牛鍋丼のリリースから、女性や高齢者の集客率が向上し、24.5%も客が増えたとのこと。
この日記ではよく吉野家の言ってることとやってることが食い違っていることなんかを批判していたりしますが、この牛鍋丼の牛肉にはなんとオーストラリアなどのオージービーフが使われているそうです。
これまで、アメリカ産の牛肉にこだわり、輸入禁止時には牛丼を販売停止までしたのに、あっさりとオージービーフを使っていたりします。
吉野家は味にこだわるのでアメリカ産牛肉しか使わない」と言っていたのに、またあっさりと覆してくれました。最初から言わなければ別に良いんですけどねぇ。
この「材料費の削減」により、2010年8月決算では営業利益が前年の4倍の8億円、3年ぶりの増益になったんだそうな。

吉野家ホールディングスが7日発表した牛丼「吉野家」の9月の売上高(既存店ベース)は、前年同月比5・9%増で2009年2月以来、19か月ぶりに前年実績を上回った。
 9月7日に発売した「牛鍋丼」(並盛り280円)が、女性や高齢者など新たな客層の開拓に成功し、客数も24・5%増と大幅に伸びた。

吉野屋さんは「ウチは味で勝負しているから値下げはしない」とまで言ってましたから、もう何も信用できません。もし、コダワリとかエラそうなことを言うのなら、企業としてはそれをしっかり全うして欲しいものです。
黙って消費者のニーズにあった常に良いものを素直に提供してくれれば、お客さんも黙って付いてくると思うんです。それが牛鍋丼の成功と言ってもいいんじゃないですかね。

値下しないと言った吉野家も値下 - SATOXのシテオク日記