はい、東芝製DVD&HDDレコーダの「ネットdeモニター」という機能を使って、旅行先、海外出張先で自宅の録画番組や放送を見てしまおうというネタの続きです。
先日はダイナミックDNSについて紹介しました。んで、ダイナミックDNSにコロコロ変わる動的IPをどうやって登録させるかという問題です。
■ダイナミックDNSへどのようにIP変更を通知するか
PCをサーバーとして自宅で動かしておくことが出来るのであれば、実は「DiCE」という便利なツールがありまして、このツールを立ち上げておけばIPアドレスの変更を感知して、ダイナミックDNSサービスにアクセス、IPアドレスを更新してくれます。■DiCE
でも、SATOXは自宅でPCなんて立ち上げておきたくなかったんです。何時ハングアップするか分からないし、電気代やセキュリティが心配ですもん。いろいろ調べてみると、ルータにダイナミックDNS更新機能がついているものがあるらしいことが判明。わりと高級機ではこの機能は普通に付いているらしいです。そんなわけで高機能ルータがあればダイナミックDNSの更新は解決できるということが分かりました。
■自宅のサブネットにどのように侵入するか
次に、どのように自宅のサブネットに侵入するかです。最初に説明したとおり、RD-XS57のネットdeモニター機能は同一のサブネットでなければ機能しません。実験してみたのですが、確かに映像が転送されてきませんでした。
これを実現できるのがもっぱら巷で話題のVPNです。Virtual Private Network=仮想プライベートネットワーク。
VPNのクライアントサーバを介すことで、WANを通してサブネットにつなげることが出来ます。
本来、企業同士などをネットワークで繋ぐ為に専用回線を使っていましたが、とてもコストが高いため、すでに敷設されているインターネットを介して企業同士を繋いでしまおうというのが起源なんです。
……ってなわけで、もちろんPCサーバを用いればVPNクライアントソフトなんてのがあるわけですが、PCなんてやだいというSATOXはその機能のあるルータを探すのでした。
で、見つかったのがこれ↓
BUFFALO WZR-RS-G54 11g無線LANルータ リモートアクセスモデル Electronics 2004/11/30 バッファロー |
ダイナミックDNSにも対応です♪(更新頻度は1日1回) ついでに今使ってるIEEE802.11b(11MBps)からIEEE802.11g(54Mbps)にパワーアップ。やたっ♪
さらに無線LANはAES暗号対応、VPNはIPSec、PPTP暗号化通信に対応、ルータとしてのスループット速度も公称値はなかなか速いです。満足満足。
■やたっ♪繋がった♪
ってなわけで特に設定で困ることもなく、無事に外出先から自宅のRDにアクセスして録っておいた「水曜どうでしょう」を観ることが出来ました。720x480 1.7MbpsでQuickTimeなので恐らくMPEG-4(?)。このスペックでもほとんど音飛びなしで観られます。
その気になれば見ず知らずの方がSATOXが録り貯めた番組をPCを介して観ることが出来るわけですよね。う〜ん、すごいかも。
これで海外に行っても安心……かな(ぼそぼそ)。
VPNのトンネリングは実際のところIPSecで暗号化されているわけですが、サブネットの情報をインターネット上にさらすわけですから、いささかセキュリティ面は不安ですよね。
ちなみに、ID・パスワード3つかまさないと、SATOXん家のRDにはたどり着けません……んなこと言っててRDが勝手に動き出したら怖いなぁ;