SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

SONY BMG、XCP CD製造中止

rootkit」で問題を起こしている不正コピー防止マルウェア入りCDを市場に投入しているSONY BMGはその製造を中止するとのこと。

音楽パブリッシャーのSONY BMGは11月11日、問題となっている音楽違法コピー防止技術を採用しているCDの製造を中止すると語った。

不正コピー防止という意味ではそもそも時代の流れに逆らってるし、その技術自体PCユーザを不利益にさせるもので、とうてい許されるものではない。EUでは違法と判断、また、集団訴訟の機運も高まっている。

先週、私はRootkitRevealer(RKR)の最新版をテストしていた。システムの1つをスキャンしてみて驚いた。Rootkitが入り込んでいる形跡があったからだ。Rootkitルートキット)とは、ファイル、レジストリ・キー、そのほかのシステム・オブジェクトを、診断ソフトやセキュリティ・ソフトウェアから隠ぺいする技術のことだ。

実際、不正コピーによる音楽業界へのダメージも懸念されるわけだが、言うほど売り上げは落ちていない。
今回の騒ぎでSONY BMGのCDの売り上げが落ちることは間違いないが、そんな不正コピー技術に力を入れる事よりも、レーベル会社はCDを買いたくなるような努力をするべきだ。
様々な会社が不正コピー防止技術を取り入れ、ユーザの反感をかって廃止してきたその経緯を学ばず、今になって不正コピー防止技術を市場に投入することのできたSONY BGMの浅はかさには、ただ呆れるばかりである。