SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

PalmSource、LinuxベースPalmOS開発に着手

独自のOS、PalmOSを開発してきたPalmSource社ですが、Linux技術を有するChina MobileSoftを買収し、次々期PalmOSを開発するとのこと。
肥大化し、日々拡張されるマルチメディアに対応していくのは非常に困難ですから、Linuxプラットフォームで養われてきたソフトウェア資産を使う方が有利と考えたのでしょう。

PalmSourceは8日(米国時間)、中国のソフトウエア開発企業China MobileSoft(CMS)の買収を発表した。同社は、買収資産に対して157万株の普通株を発行する。買収手続きは、2005年2月末までに完了する予定。またCMS買収に伴い、PalmSourceLinuxベースのPalm OSを開発する計画を明らかにした。

そういった意味では先んじて独自OSを捨てたシャープのザウルスの二番煎じという状態。今後出てくるCobaltの傾向やLinuxベース化の次期によっては時代遅れのPDAということになるのが心配です。

Palm OS Cobalt Overview
This new release builds on the successful introduction of Palm OS Cobalt. Palm OS Cobalt is a modern operating system designed from the ground up to enable new classes of smartphones and other wireless devices while maintaining the legendary, “ease of use” that users expect.

……とあるとおり、Linuxザウルスの方向性とは違っているのが救い。でも日本国内では携帯電話は高機能でまかなえてしまう為、なかなか浸透されないというのが実情でしょう。
個人的にはシンプルで美しかったPalmは、ソニーの手によって互換性の薄いマルチメディア化が施され、見た目華やかにはなりましたが、何せ互換性が薄いので孤軍奮闘悪あがきという悪い状態になっていると思います。