「Oculus Quest 2」にときめいた話、転じてUSB3がムズい話
新しいVRデバイス「Oculus Quest 2」が発表され予約中の今日このごろ、いかがお過ごしでしょうか。
スタンドアローン(Android)で利用でき、センサー不要、邪魔なケーブルなし、高解像度で90fpsに対応する、新しいHMD+コントローラ。
でも、やっぱり個人的にはPCにつなげたく、スタンドアローンのQuestなんぞあんまり興味はなかったのですが、Quest 2の機能を調べてみたところ、PCに接続する機能があるじゃないですか。
急に興味が出てきて調べてみたんです。(実はOculus Quest 1でもPC接続できたとこのとき知ったわけですが)
Oculus Quest 2とPCをつなぐケーブルが別売り10,000円。これを使えばPCで使える、つまりOculus Riftと同じように使えるそうな。
Oculus Quest 2はうちのデスクトップPCに対応してるのか
次に、うちのPCにはUSB-C端子がない。
変換アダプタ噛ませばなんとかなるかと思い、Quest 2の要件を調べてみたところ「USB3.2 GEN1」の信号要件が必要とのこと。
うちのデスクトップPCは果たして「USB3.2 GEN1」に対応しているのか。なかなか気にしてないと分かりませんよね。PCIカードでUSB3.xを使っているわけではないので、それはマザーボードの性能を確認することになります。
調べてみたところマザーボードは「USB3.1 GEN1」対応。
おお、USB3のスペックが足りない…?
USB3.xは難しい
でもいや、なんかUSB3.1とUSB3.2の関係ってややこしかった気がして、改めてUSB3.xについて調べてみました。
規格名 |
旧規格名(仕様名) |
転送レート | 給電 | コネクタ |
USB3.0 USB SuperSpeed |
USB3.0 USB3.1 GEN1 USB3.2 GEN1 |
5Gbps | 0.9A 1.5A 3.0A |
Type-A Type-C Micro(A/B) |
USB3.1 USB SuperSpeed+ |
USB3.1 GEN2 USB3.2 GEN2 |
10Gbps | 1.9A 1.5A 3.0A |
Type-A Type-C |
USB3.2 | USB3.2 GEN2X2 | 20Gbps | 1.5A 3.0A |
Type-C |
なるほど分からん。
確か一度、USB3.xの旧名称が整理されて上記表の「規格名」になったんですよね。USBは後方互換性があるため、「USB3.x GENx」といったとき、対応する要求仕様(規格名)に当てはまっている感じです。ちなみに、20Gbpsはシリアルを2レーン使う仕組みになっており、物理的にType-Cのみ対応のようです。
というわけで、
Oculus Quest2の機能要件「USB3.2 GEN1」であればUSB3.1GEN1でOKなのでうちのマザボに対応している!…はず。
こわいけど、買ってみるか……。
USBの仕様からすると、ケーブルの長さは1mほどまで。Oculus Quest 2用の10,000円のUSBケーブルは光ケーブルで、5mの長さがあります。まともに使うにはこのケーブルを使う必要がありそうですね。
Oculus Riftは持ってるけど、いつからかどうにもTouchコントローラがしばしば切断される現象に悩まされて、すっかりお蔵入りです。(そういえばOculus Goもしばらく使ってない)
しかしまぁVRってなかなか流行りませんね……。PSVR、Oculus Rift、Oculus Goを持ってますが、面倒になって使わなくなる。値段や使い勝手を含め、もう少しハードルが下がらないと。面白いと思うんだけどなぁ。