ソニーとパナソニックが次世代の光ディスクフォーマットを策定したんだそうな。その名も「Archival Disc(アーカイバル・ディスク)」。
Archival Discは長期保存向けに業務用に使われることを想定しているそうで、ディスク1枚で当初は300GB、将来は1TBになる予定なんだそうです。両面で、ですけどね。
Blu-rayと比べてもビット長は短くなっており容量が増す中、エラー訂正も強化されています。Archival Discメディア1枚の値段はいくらくらいになるんだろう。そして両面ということで、パナソニックお得意のカートリッジ方式なのか、とか。
まぁ、このArchival Disc自身はシリコンメディアで言うところのXQDやP2のように業務用なので民生には下りてこない気がしますが。
以下、これまでの光メディアも含めてまとめてみます。
メディア | トラックピッチ | ビットピッチ | 最大容量 |
---|---|---|---|
CD-R | 1.600μm | 0.5900μm | 640MB(片面1層) |
DVD-R | 0.740μm | 0.4000μm | 8.5GB(片面2層)/17.08GB(両面2層) |
Blu-ray | 0.320μm | 0.1500μm | 128GB(片面4層) |
Archival Disc | 0.225μm | 0.0795μm | 1TB(両面3層) |
そういえば、HD-DVDなんてのがありましたよね……。
ソニー株式会社とパナソニック株式会社は10日、デジタルデータの長期保存(アーカイブ)用途向けの業務用次世代光ディスク規格「Archival Disc」(アーカイバル・ディスク)を策定したことを発表した。
■Sony Japan | ニュースリリース | 業務用次世代光ディスク規格Archival Disc(アーカイバル・ディスク)を策定
次世代はホログラムだと思ってましたが、ピットの光ディスクはまだまだいけそうです。以下余談ですが、少し前にデータのバックアップのためにBlu-rayドライブを買いました。外付けUSB3.0、BDXL対応のが6000円で買えるんですね。安い。
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ところが、書き換え可能なBD-RE 100GBのメディア1枚のお値段は現時点で9000円ですよ。BD-R 100GBで1枚3000円。BD-R 50GBが1枚200円、BD-R 25GBで1枚50円ほど。
100GBクラスはとてもコストパフォーマンスが悪いですね……。ドライブの値段に届いてたりするもの。50GBのスピンドルを買って運用することにしてます。
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結局HDDの方が安くてコスパも高いのですが、いつか壊れるものだと考えるとなかなか。