北総鉄道運賃高いと住民がバス運行

東京葛飾と千葉ニュータウン結ぶ北総鉄道。その運賃が高いとして印西市の住民などがバス会社と協力して路線バスを走らせることとなったんだそうな。
同じ距離で２倍ほど高額な運賃ですが、国が定めた公益輸送機関としての上限運賃を満たしているそうで、法的には問題ないんだそうです。(そもそもその上限金額が問題という指摘もあります)
千葉ニュータウン構想でベッドタウンが作られたもののその構想は残念ながら失敗。
その構想の一環で引かれた北総鉄道ですが、多額の借金を抱えており、そのため高額な運賃設定。他の選択肢がない住人にとっては大きな痛手となっているそうです。
そこで安いバスの登場ということになるわけですが、北総鉄道の乗客が減っていけば、運賃値下げは夢と消え、最悪廃線なんていう負のスパイラルに陥ってしまうかもしれません。(小室−印旛日本医大間は別の会社が保有しているため、北総鉄道は使用料を支払っているそうです)
近隣のコンビニで回数券のバラ売りなども行われているそうで、既に異常な状態なのです。

■北総鉄道株式会社

東京と千葉を結ぶ北総鉄道を巡り、ほかの鉄道会社に比べて運賃が大幅に高いとして、沿線の千葉県印西市などの住民が地元のバス会社と協力して、路線バスを走らせることになり、９日から運行が始まりました。

さて、なぜ運賃が高いのか、どれくらい高いのか。

■杉山淳一の時事日想：なぜ北総線の運賃は高いのか　“円満解決”の方法を考える (1/6) - Business Media 誠

土地が安く買えたとしても、交通の便がこうだとちょっと困りますよね……。健全な運賃になって欲しいものです。