いろんな「単位」ってありますよね。
距離の単位=メートル、重さの単位=グラム。国際単位ではありませんが、辛さにもスコヴィル(Scoville scale)という単位があったり、臭さ=Au(Alabaster Unit)というのもあります。
でもなぜ、「面白さ」の単位はないのか。
……そう常日頃思っていたのですが、面白さの単位が国際単位系(SI)として定められたというお話です。
面白さの単位は「Laugh Out Loud Scale」=「lols」となり、100歳のおじいちゃんが笑いすぎて思わず昇天してしまう面白さが基準なんだそうです。その最大数値は10,000 lols。
例えば、国際基準で定められたlolsには以下のようなモノがあります。
「犬に太い眉毛を描いた」の面白さ=520 lols
「面白い恋人」の面白さ=8 lols
「ゴリラ」の面白さ=7,200 lols
「げっぷ」の面白さ=83 lols
ただし、アメリカなどでは「げっぷは最高に面白い」としておよそ1,000倍にあたる8,000lolsであることを国際標準化機構に提案しています。
また、SATOX調べでは以下の「猫 vs おれ」動画は6,600 lols……
以下の「武士道とは」動画に関してはシュールながらおじいちゃんが昇天寸前の9,600 lols……
……はあると思うのですが、冷静になれば文化や感受性に左右されるのでなかなかlolsの決定は難しいそうで、早くも「面白さの単位を数値化するのは難しいのではないか」と、ちょっと考えれば分かりそうな話が再燃しているそうです。
余談ですが、日本では大勢の人をホールに集め、手持ちのボールを投稿、集計して面白さを決めるノウハウを国際標準化機構に提案しています(JIS=日本面白規格)。
というわけで、今回もお察し下さいまし。