ロシア版スペースシャトル復活か

恐らく資金的に難しいし、NASAがシャトルを廃止したことを考えれば、繰り返し利用できるというのは妄想で、そのメンテナンス費用や安全性の面からダメなことは明らか。新造して打ち上げた方がよっぽど安かったという……。
というわけで、ロシア版のスペースシャトル「ブラン」計画が復活できるとは思いません。
でも、大気層を飛行機のように上昇し、宇宙空間を飛ぶ計画は進むのではないかと思います。
日本で言えば「スペースプレーン」が研究中、アメリカでは「スペースシップツー」という商用の宇宙飛行機が飛行間近です。地球の重力からは逃れられないものですが……。

実用化されずに開発が中止されたソ連版スペースシャトル「ブラン」について、ロシアが計画の再開を検討していることがわかった。宇宙・軍事分野を担当するロゴジン副首相が２５日、地元メディアに語った。

スペースシャトル、これまでに何回打ち上げられていたと思いますか？
なんと135回です。
でも、１機100回打ち上げする予定が、コロンビア、チャレンジャー、ディスカバリー、アトランティス、エンデバーの５機が製造され、チャレンジャーとコロンビアが事故で失われました。
余談ですが、最近知った話として、大気圏に高速で突入した場合に「空気との摩擦で高温が発する」というのは正確ではないそうで「空気が圧縮される際に高温が発する」というのが正しいそうです。
以下、コロンビアが空中分解して燃え尽きた後のコロンビアの残骸を衛星が捉えた映像。コックピットの映像などもあり、結構衝撃的です。