SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

スペースシャトル全機、2010年に引退

NASAスペースシャトル全機の引退を発表したんだそうな。
最終打ち上げは2010年5月31日で、それを含め10回の打ち上げを残すのみとのこと。
やっぱり2回の人命が失われた事故が印象深いですが、それでもあの白黒の機体にはなんだか少しだけ感慨深いものがありますね。
ちなみに現存のシャトルディスカバリーアトランティスエンデバーエンタープライズはテスト用、チャレンジャーとコロンビアは事故により大破……。

NASAスペースシャトルの最終打ち上げを2010年5月31日に設定したことを発表しました(CNN.co.jp、本家記事)。
これをもって、スペースシャトル全機が引退となります。今後2年間余りで国際宇宙ステーションISS)へのモジュール追加や、ハッブル宇宙望遠鏡の補修などを目的として計10飛行が予定されているとのこと。

SATOX、ロケット好きという事を何度か紹介してきましたが、スペースシャトルの今後が気になるところ。やっぱり再利用可能な機体はなんだか理想的なように思えますが、実はそのメンテナンス費や再利用するための無駄なコストや労力があるワケなんですよね。
例えば、スペースシャトルの水平・垂直尾翼は打ち上げ時も宇宙の真空中もまったくといって良いほど役に立たないもので、帰還時に飛行するときのみ必要なもの。地球の引力から脱出するためには強大なパワーが必要で、その邪魔をするのが機体の重量。出来るだけ軽い方が飛びやすいし、軽ければより他の打ち上げたいものを搭載出来るわけです。
で、NASAが選んだ次世代宇宙船はロケット。ロシアのソユーズなんかと同じなんですね。
ちなみに、アメリカの次世代ロケットといわれるアレスには、スペースシャトルの固体ロケットブースタが利用される予定なんだとか。