SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

セイロガン、正露丸に負ける

正露丸」をご存じでしょうか。きっと知らない日本人はほとんどいないですよね。
一方、「セイロガン」という薬をご存じでしょうか。カタカナのセイロガン。
というわけで、この度、大幸薬品「セイロガン糖衣A」がキョクトウ「正露丸糖衣S」に酷似しているという訴訟を起こし、キョクトウ側の製造販売の差し止めを求めたんだそうですが、その訴えは棄却されてしまったというお話。
大幸薬品の訴えに対して「ラッパのマークがない」「似てない」との判決理由ですが、法的にどうかは置いておいて、主観的には完全にアウトですよね。

大幸薬品大阪府吹田市)の「セイロガン糖衣(とうい)A」と外観がよく似た薬を売るのは違法だとして、同社が製薬会社キョクトウ(富山市)に製造販売の差し止めを求めた訴訟の判決が20日、大阪地裁であった。山田陽三裁判長は「キョクトウの製品の箱にはラッパのマークがない」などとして請求を棄却した。大幸薬品は即日控訴した。

ちなみに、「正露丸」の商標名は一般名と判断されており、実は独占権はありません。
AとかSとか、パッケージに書いてある「飲みやすい白い錠剤」という文言が同じなど、完全にどちらかがパクってますよね。
と思って調べたら大幸薬品は1986年、キョクトウは2009年って、最近じゃないか。
中国とか韓国のパクリ商品じゃないんだから、パクっちゃった方は訴訟とかされる前に早くゴメンして欲しいもんです。

■キョクトウ株式会社