SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

日本でいちばん行きにくい場所にある人気ラーメン屋「アリランラーメン八平」に行ってみた

会社の同僚様が「日本でいちばん行きにくい場所にある超人気ラーメン屋『アリランラーメン八平』に行ってみよう」というので一緒に連れていってもらいました。
ホントに一番行きにくいかどうかは分かりませんが、まずはロケットニュースさんの記事を見ていただければどんなラーメン屋か分かるかと思います。この記事を見てこのラーメン屋を知ったわけです。

山奥にあるラーメン屋『アリランラーメン八平』は、たぶん人気ラーメン店としては「日本でいちばん行きにくい場所にあるラーメン屋」になるだろう。

場所はここ。水曜定休ですが不定休もあるようなのでご注意。



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渋谷で車を待ち合わせし、千葉県長生郡長南町までドライブ。
約2時間半掛かりました。
結構車が混んでいたので、空いていればもう少し早かったかもしれません。
■なかなか大人気のお店
古い農家の家を改造してラーメン屋さんにしたというお店。靴を脱いで上がる床テーブル席と土間にテーブルとイスを使って座る席があり、たぶん28席分くらいありましたかね。

さて、外で並び、店内で待ち、ラーメンにありつけるまでどれくらい待ったかというと1時間半。
やっとラーメンにありつくことが出来ました。外はこの写真の行列です。

正直、すごいお客さんが駆けつけているというよりは、ラーメンを作る時間がとても掛かるので、客捌けが悪いといった感じでしょうか。
■おばあちゃんがラーメンを作るお店
それもそのはずでおばあちゃんがラーメンをじっくり作っています。

大きな中華鍋を使ってぐつぐつと、1度に8人分くらいの具材を煮てスープを作っています。スープの具材は作り置きではなく、毎回作ってるので時間が掛かるわけです。
■メニュー
ピリ辛のオススメというアリランラーメン、みそラーメンと醤油ラーメン。それぞれ「チャーシュウ」が乗る感じです。

■来たっ
真っ黒なスープ。
ちょっと見えづらいですが、よく煮込んであるタマネギとニンニク、ニラ、そして刻みチャーシュウが入っています。見た目ほど塩辛くなく、なかなか美味しい。個人的にはあまり食べたことのない珍しい味です。ほくほくのニンニクがゴロゴロ入っているのが個人的には印象的でした。

見た目ほど脂っこくなく、辛みは全くといって良いほどないのでお子様でもきっと大丈夫です。
「辛さはどうする?」と聞かれるので、「ふつう」「辛め」「辛さ控えめ」など注文することが出来ます。今回は「ふつう」を注文しました。

太めの麺。こちらは他の方のアリランチャーシュウ大。
そしてチャーシュウはちょっと塩辛いのですがこれがなかなか美味しい。
食べ物のおいしさを例えるときによく使うのですが、例えば近所にあるなら2週間に1回は行ってみたい感じです。でも、遠すぎるのでどうしようかなぁ。……とまぁそんな感じです。

こちらは自分のアリランチャーシュウ中。
■不発弾!?
店の中央の邪魔なところになんだか不発弾のようなものが……。
太平洋戦争時の異物で触ると爆発するし、警察や自衛隊に知られるとラーメン屋営業どころではないので邪魔だけど静かに置いてあるわけです。

……とまぁそんなわけは当然なくて、聞いてみるとこの壺は昔の焼酎の容器だそうで、焼酎が空になった後、らっきょうを酢で漬けるのに使っているそうです。転がすことで良く漬かるため、わざと人の通る場所に置いてあるんだって。
なるほどね。
■こんなオブジェも
スズメバチの巣っ!

なかなか良い感じのお店でした。
■ごちそうさまでしたっ

ちなみに、アリランとは韓国の峠の名前で、アリランの歌が有名なんだそうです。峠を越えるために元気になろうということで「アリランらぁめん」になったそうです。アルプスラーメンとかそんなノリですな(笑)。
なかなか奥ゆかしい場所にありますので、その雰囲気を楽しむ事も含めてオススメです。