福岡で震災募金箱が盗難される

世の中ひどい話がいろいろあるものですが、善意の気持ちを踏みにじるような出来事が起きました。
例えば、「振り込め詐欺」。これは一切弁解できないひどい犯罪ですが、それでも騙されない気持ちや努力をすることで簡単に防ぐことが出来るもの。加害者側も振り込まれたものなのであまり人の物を盗ったような罪の意識はないでしょう。
しかし、この福岡で起きた犯罪はひどい。
すき家に置かれた震災募金箱が盗まれたそうなんです。

福岡市城南区片江１丁目の牛丼店「すき家福岡片江店」で２０日夜、店内に置いていた東日本大震災の義援金の募金箱が盗まれた、と店員から１１０番通報があった。募金箱には２万円程度入っていたとみられ、福岡県警早良署が窃盗事件として調べている。

その中身は２万円と大きな額ではありませんが、善意で集まったお金を私利私欲のために盗めてしまう頭の判断能力というのでしょうか、人間としてそんな事ができるんだ、と正直絶望感を感じました。
いやね、被災地の倉庫から物を盗み出す人とか、無人コンビニからお金を持ち出す人とかも救いようのないひどい犯罪ですが、それでも渦中にいて致し方がないという言い訳も多少なりともありわけですが、この「募金を盗む」という犯罪は同じ日本人としても悲しい話だと思うわけです。
また、大分県のスーパーでも募金箱が盗まれているとのこと。
遠い地だからでしょうか。悲しい出来事です。
しかしまぁ全国で広がる募金活動。ＳＡＴＯＸも募金させていただきましたけども、この募金を協力して一元化しようという動きはないんでしょうかね。どの民間企業も独自にやっており、お金の動きも実は怪しかったりするのではないでしょうか。信用できる機関が一手に出来ればと思うのですが、どの企業もお手柄を手に入れたいのかなぁと穿った見方をしてしまいます。
余談ですが、ユニセフさん、もし義援金が余ったら他国に回してしまうそうです。悪いことではないと思いますが、そんなつもりで集まったお金じゃないはずだと思ったりなんかして。