ドコモの契約純増数ソフトバンクに迫る
契約純増数トップのソフトバンクに対してドコモが巻き返しを博しているというネタ。
過去、ドコモが圧倒的だった純増数に対してKDDIがサービスで純増数1位となり、最近ではソフトバンクがちょっと問題のある安さやiPhoneの魅力で純増数を伸ばし1位となっていたわけです。
ドコモの好調ぶりは6月からの魅力的なモデルが牽引しているのではないかというお話。確かに、個性のある端末が多いし、1GHzのSnapdragonを搭載したWindows Mobile機や7/10に発売されるAndroid機もあり楽しげです。
一方、auは初のWindows Mobile機を登場させているものの、目立った宣伝はせずビジネス向けと銘打っており、SATOXから見たら「やる気のない」路線に見えます。Smart Sportsと銘打ってオシャレ路線を唱っていますが、その層ってどう考えても少数ですよね。そりゃあ、ねぇ?
各キャリアの契約者数推移2009年6月末
事業者 | 純増数 | 累計 |
---|---|---|
NTTドコモ | 112,400 | 54,864,100 |
KDDI | 43,800 | 30,996,100 |
ソフトバンク | 112,900 | 20,956,200 |
イー・モバイル | 91,600 | 1,672,300 |
ウィルコム | -23,600 | 4,536,100 |
ウィルコムはなんと純減。
京ポンやZERO3、通信し放題のサービスで契約者数を増やしてきたのですが、通信速度の遅さがやっぱりネックとなっているんでしょう。持っている人の話を聞くとみんなそう言ってます(笑)。ウィルコムも当然気づいており、WILCOM CORE 3GというドコモのFOMA回線を使ったサービスも展開しています。ちなみに、昨年の純増数は1300。対策が遅かったようです。
イー・モバイルはドコモと同じW-CDMAの回線を使う高速通信サービスですが、主にPC用のデータ通信に使われているんでしょう。KDDIを圧倒しドコモに迫る純増数です。
電気通信事業者協会(TCA)は、2009年6月末時点の携帯電話・PHSの契約数を公表した。
携帯電話の契約数における各社の純増数は、ソフトバンクモバイルが11万2900件、NTTドコモが11万2400件、イー・モバイルが9万1600件、KDDIが4万3800件となった。ドコモは6月より本格的に販売を開始した新モデルが好調で、1位のソフトバンクに500件差まで迫る結果となった。
以下、2007年までの契約者数の推移をまとめた表です。
各キャリアの契約者数推移(各年の12月末の契約者数)
年 | ドコモ | au(KDDI) | ソフトバンク |
---|---|---|---|
1996 | 914万4000 | 489万9000 | 237万9000 |
1997 | 1618万9000 | 645万2000 | 386万1000 |
1998 | 2232万8000 | 825万6000 | 561万5000 |
1999 | 2763万6000 | 989万6000 | 766万3000 |
2000 | 3439万8400 | 1048万0100 | 946万8200 |
2001 | 3984万8900 | 1190万8100 | 1161万7100 |
2002 | 4313万4200 | 1346万7900 | 1332万2800 |
2003 | 4573万4900 | 1597万7300 | 1477万4000 |
2004 | 4791万4200 | 1875万9000 | 1521万1000 |
2005 | 5036万5700 | 2157万0500 | 1511万6700 |
2006 | 5221万3800 | 2579万8100 | 1549万6500 |
2007 | 5315万0500 | 2919万5600 | 1761万3500 |
2008 | 5415万5100 | 3055万0200 | 1999万9800 |
SATOXの携帯のお話をしますと、そもそもJ-Phoneユーザでその後Vodafoneに買われ名称変更、その後auの魅力的なサービス(当時GPSの先駆け)に惹かれてauに乗り換えて今に至ります。
以前ネタにもしましたが、最近のauにはがっかり。魅力的な端末もなければ斬新で面白いサービスもありません。魅力的な端末がないのは、キャリア主導の携帯機開発からメーカ主導の開発になったため、メーカがこぞって当たり障りのない機能の携帯を開発した事にあるようです。キャリア主導に戻ったんだそうですが、明らかに失敗でした。
実はある端末を手に入れて使っているのですが、それはまた今度。