この業界にいるので話は何となく聞いていましたが、セガが新しい業務用ハードを発表しました。
その名も「RINGEDGE」と「RINGWIDE」。
PCアーキテクチャでWindows Embededベース。Lindberghと比べるとメディアがハードディスクではなく、SSDだったりコンパクトフラッシュだったりするみたいです。
RINGEDGE | RINGWIDE | |
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CPU | Intel Pentium E2160 1.8GHz | Intel Celeron 440 2.0GHz |
Memory | DDR2 SDRAM PS2-6400 1GB | DDR2 SDRAM PS2-5300 1GB |
GPU | NVIDIA GDDR3 384MB Shader4.0 | AMD GDDR3 128MB Shader4.0 |
Sound | 192kHz/32bit 5.1ch | 192kHz/32bit 5.1ch |
Strage | SATA SSD 32GB | CF 8GB |
低コスト版があるというのと、ALLNetという通信インフラを提供している点が競合製品とのアドバンテージですかね。
株式会社セガ(本社:東京都大田区、代表取締役社長COO:臼井興胤(おきたね) 以下:セガ)は、次期業務用ゲーム汎用基板『RINGEDGE(リングエッジ)』及び『RINGWIDE(リングワイド)』を開発いたしました。セガでは「RING」シリーズを、業務用ゲーム基板における次世代のスタンダードとして展開いたします。
最初からWindows Embededベースにしておけば無駄な投資もなかっただろうに、LindberghでLinuxを選んでしまったばっかりにずいぶん苦労してしまったみたいです。悪い意味でセガらしい紆余曲折ぶり。リアルタイムOSでゲームを長時間動かすのは難しいってSATOXでも分かるのに。
また、エディション毎に名前を付けてますが、将来スペックアップしたときにも新しい名前を考えるんでしょうか。RING〜なんだろうな。名前の付け方も微妙だ。
Lindberghを使ったタイトルはセガのみで、カプコン、SNKプレイモア、スクエニなどのサードパーティはほとんどタイトーのWindows Embeded機、Taito Type Xに行っちゃいました。
Type Xを意識したセガの新ハードということになると思いますが、NAOMIの次に出したLindberghが失敗だったと言うことだと思います。急にLinuxでゲームを作れと言われても、困るわな。