SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

PS3廉価版、ゲーム機の価値

SCEEがPS3の廉価版を出すことを認めたんだそうな。
ハードディスクは40GB、メモリカードなどのスロットを廃し、USBポートも4つから2つに削減されており、さらにPS2との互換性が無く、気になる価格は4万円ほどなんだそうな。個人的にはなんだかなぁといった感じ。
PS2のソフトを動かすために、EE/GSなどの「PS2用チップ」が搭載されていたわけですが、これらを取っ払って安くしようという目論見のようです。ソフトウェアエミュレーションという道も捨てたということデスかねぇ……。
確かに、PS3のゲームだけ遊びたい人にとっては安ければ安いほどいいように思いますが、ゲーム機の価値としては大変中途半端なものだと思うわけです。

Sony Europeは新しいエントリレベルの「PLAYSTATION 3PS3)」が存在することを認めた。新バージョンのPS3は欧州では現地時間10月10日に店頭に並ぶ予定であるが、低価格を達成するためにいくつかの機能が削られている。

分からないのは「この廉価版を作るために基盤設計を作り直し、チップセットを入れ替え、このための生産ロットを開けて組み立てる」、なんて手間やコストを考えれば、もう少し効率の良いコストの削減が出来そうだと思いつくのですが、これは素人考えなんでしょうかね。既に販売価格よりも製造費の方が高くなっているPS3。価値を視点に据えれば、高機能版の方が本当はお得ではないかと思います。
廉価版はせめて29,8000円くらいに押さえられればユーザも飛びつくと思うんですが、廉価版といっても微妙な価格でまだまだがんばりが足りないなぁというのが寸感です。