PS3値下げと新型
SCEEのプレスカンファレンスにてPS3の新型ハードが発表されました。
従来の機種に比べ、容量、重さ、消費電力が2/3に押さえられているようです。
確かに薄くなっているのですが、奥行きががっつり増え(即面から見ると真四角)、縦置きするには専用のスタンドが必要で、ちょっと安っぽいデザインとなり正直微妙。薄くなったこの形状って富士通マーティやPCエンジンDUOを彷彿させますな(笑)。
ちなみに新型で退化した機能は「OSインストール機能」が省かれたことなんですが、ほとんど使わない機能なのでこれからPS3を買う方は新型を選ぶのがベストですよね、きっと。
新型の発表と値下げについて分かりづらいのでまとめてみた表が以下。
型番 | HDD容量 | 値段 | その他 |
---|---|---|---|
CECHB00 | 20GB | --- | Cell90nm/380W、USBx4、H/W PS2互換(EE/GS)、WiFiなし、SIXAXIS |
CECHA00 | 60GB | --- | Cell90nm/380W、USBx4、H/W PS2互換(EE/GS)、CF、MS、SD、SIXAXIS |
CECHH00 | 40GB | --- | Cell60nm/280W、USBx2、SIXAXIS |
CECHL00 | 80GB | $399→$299 | Cell60nm/280W、USBx2、DUALSHOCK3 |
CECHP00 | 160GB | $499→$399 | Cell60nm/280W、USBx2、DUALSHOCK3 |
120GB | $299 | Cell45nm/250W、USBx2、DUALSHOCK3 |
つまり現行のタイプが1万円ほど値下げ。新たに120GBの薄型モデルが加わり、現行の低容量版と同じ値段ということです。
ソニー・コンピュータ・エンターテインメント(SCE)は8月18日、プレイステーション 3(PS3)を値下げすることを明らかにした。従来よりもスリムな新モデルも投入する。
PS2互換のソフトウェアエミュレータについてSCEがどう考えているか分かりませんが、もしかしたらもうあきらめてしまったのかもしれませんし、H/Wレベルでの何らかの問題で不可能だったのかもしれません。後者である場合、もしかしたら新型では何らかのH/Wレベルでの対策が施され、ソフトウェアエミュレーションが可能になるかもしれません。変な想像をすると、ファームウェア3.0での隠し球としてソフトウェアエミュレーションが実装されている可能性も捨てきれません。(たぶん無いけど)
まぁいろいろ想像しましたが、まだPS2タイトルが出ているのでSCEとしてはできるならPS2互換対応したいと考えているのは間違いないでしょうね。
しっかし、値下げのタイミングがここまで遅れるとは……昨年末くらいがいいタイミングだったのに。この新型リリースのタイミングで値下げしようとしたけど開発が遅れたというのが想像に易い落としどころですかね。