SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

ソニー、半導体投資計画縮小

ソニー半導体投資計画がぐらついています。
半導体に関して今年から3年間の投資額5,000億円を3,000億円に縮小するんだそうな。
これまで自社生産にこだわり、成功を収めていたのに、Cellの生産を他社(きっとIBM)に委託するんだそうな……。Cellビジネスの難しさをそれとなく露呈しているようにも見えます。
相変わらずソニーはテレビ関係の売れ行きは絶好調ながら、ゲーム部門はPS3の開発費が嵩み足を引っ張っているみたいです(前期は542億円の営業赤字)。好調だったPSPの出荷台数も落ち込んでいる模様。生産出荷台数でなんと72%も減ったそうな。

ソニーは、「プレイステーション3(PS3)」に搭載している高性能半導体「セル」の次世代製品を、自社生産から外部委託に切り替える方向で検討に入った。半導体事業の中核であるセルには06年度までの3年間で約2000億円を投じたが、今後ゲーム向けの大型設備投資を見送る。

ちなみに、現行のPS3は90ナノプロセスのダイ使われており、既にソニーは65ナノの生産にシフトしているそうな。目指す45ナノプロセスのダイではさらに省電力/低コストが望めるわけですが、ソニー自身はここに投資をしないということになります。
PS3を値下げするには、CellやBDドライブの価格を下げ、EE/GSチップをソフトウェア化して廃すしか道はありません。どうやら、ある情報筋によると2年後くらいにPS3の値下げが行われるようですね。
そもそもPS3は1台あたりの利益は2万円の赤字。つまりは、販売価格よりも生産・販売するための価格の方が2万円高いとのことで……それだけ高価な部品が使われているということですね……。
Wiiは安く作ってるので、トントンくらいじゃないでしょうか。やっぱり任天堂は商売上手だなぁ。