SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

SED、光兆失う!?

映像投影装置(テレビ)の本命といわれているSEDですが、早くもその陰りが見えてきたかもしれません。
SEDの開発は東芝キヤノンが主に進めており、2006年中にも家庭向けに販売される見込みでした。しかしそのスケジュールは2007年に移行。50インチ以上の高級モデルでSEDを投入していくとの発表もありました。
しかし、この度50インチ以上も液晶でいくことを表明。さらにラスベガスで開催されるCESでもSEDの展示を断念(特許問題とも言われている)。

東芝西田厚聡社長は27日、毎日新聞のインタビューに応じ、液晶、プラズマに続く「第3の薄型テレビ」としてキヤノンと共同開発中のSED(表面電界ディスプレー)テレビについて「数が圧倒的に少なく、値段も高くつく。SEDで液晶に戦いを挑もうとは全く考えていない」と発言。

いくら高くても一部のコアユーザには受け入れられると思うのですが、そんな次元ではないコストということなんでしょうかねぇ。液晶も年々高性能になっていることもあるので、「コストの分だけハイクオリティ」というのもあまり言えなくなってきているのでしょうか??
一方、東芝は改めてこれらの報道に対して「方針転換はない」と強調しているそうな。

東芝は12月28日、同社らが開発を進めている薄型ディスプレイ「SEDSurface-conduction Electron-emitter Display)」について、「従来路線を大幅修正する」とした一部報道に関し、「方針の転換はない」とコメントした。

少なくとも2006年から2008年にシフト、そして50V型の大型クラスでも液晶を投入するという変更があることは間違いないです。
一部の家電マニアにずいぶん期待されているSED。とにかく液晶テレビが安くなってきているのが大きく影響していそうですね……。
ソニーFEDの方が早く出てきたりして………。

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