お絵かきタブレットとして、意気揚々と「Surface Pro 3」のCore i7/SSD 512GBという一番高いモデルを買ってしまいました。
しかしながら、いざPhotoshopをインストールしてみると、ペンの感圧が機能しないというトラブル発生。(そういえばソニーのペン対応ノートでPotoshopの感圧が使えないという問題があった)
「液晶タブレットを買うくらいなら」と思って買ったのに、正直冷や汗ものでしたが、結論から言うと、Surface Pro 3でPhotoshop CS5/CS6の感圧機能が使えるようになりましたのでまとめておきます。
Surface Pro 3で採用されたN-TrigはTablet PC API用
ペンの感圧機能を取り扱うドライバーには2タイプあります。前者はマイクロソフトのAPIで、後者はWacomのAPI。
N-TrigはTablet PC APIで実装されており、PhotoshopはWinTab APIに対応しているのがPhotoshopで動作しない要因。
2つのドライバーが乱立しているというのが問題で、マイクロソフトが早々に手を入れていればこんな事にはならなかったのに。
■N-trig
Tablet PC APIとWinTab API対応のN-Trigドライバをインストールする
というわけで、Tablet PC APIとWinTab API両対応のN-Trigドライバが公開されていますので、こちらからダウンロード。■Wintab - N-trig
サイト表記によると、以下のWintab対応アプリをテストしたとのこと。- Anime Studio Debut 9.5 Version 9.5 build 9768
- Crayola PhotoFx studio 1 Version 1.5.0.42, 1.5.0.46
- Flash Professional CC Version 13.1.0.226
- Adobe Flash Professional CS6 Version CS6
- Corel Painter Version 12.2.0.703
- Sculptris
- MyPaint Version 1.0.0
- Mischief Version 1.12
- Zbrush Version 4R6
- Adobe DreamWeaverCS6 Version CS6
- Adobe Photoshop element 12 Version 12.0.20130925
- Krita Version 2.8.3
- Substance Painter Version 0.5.0
Comic StudioなんてのもWintab向けなので動作するようになると思います。
お絵かきしてみた
早速、感圧ペンが使えるようになったPhotoshop CS5でお絵かきしてみました。書き味になれるのに10分。
さらに10分くらいでしょっぱいらくがき。
さすがに感圧が効いていますが、結構クセがあって大変でした。
感圧256段階が効いているのか、薄く細い線を描く力加減がとても繊細。
そのせいでサウンド的に言うと「アタック」が弱くなってしまって、線の「入り」が思ったように入らない。
それから、絵の右側に黒いぽちぽちがあるのが分かりますでしょうか。手を置いても大丈夫というのがN-Trigの売りでしたが、ペンを置く寸前にタッチが効いてしまい、黒ぽちが入ってしまいます。
一方、指タッチで全体を移動できるのは便利なのでタッチ設定を切るのも悲しいというジレンマ。
Windows8.1に対応した、というかSurface Proに対応したPhotoshopが出るそうですが、それがベストなんでしょうが、Photoshop CCの付き980円はなんとも割高感が。Photoshopを10万円近く出して買っといてなんなんだというところですがね………。