スクウェア・エニックスとしてWindows Phoneアプリがなかったかと言われるとそんなことはなかったのですが、「ファイナルファンタジー」が登場するとは、ちょっと不意打ちを食らった感じです。
というわけで、初代ファイナルファンタジーがWindows Phoneに登場しました。
Windows Phoneのアプリには標準的に「アプリの試用」があるので、早速無料ダウンロードして遊んでみていますが、さすがにぬるぬる動くWindows Phoneですから、アプリの出来もなかなか良いです。
オリジナルの解像度との関係か、画面端に黒帯が出てしまっているのですが、iPhone版よりも操作が改善されているんだそうです。
音楽もパワーアップしているんですが、個人的には昔のPSG音源で聞きたかったかなぁ。
スクウェア・エニックスは、Windows Phone向けアプリ『ファイナルファンタジー』の配信を、2012年6月13日(水)より全世界同時に開始した。
このアプリの開発についてですが、どうなんでしょう。
マイクロソフトがスクエニに何らかの協力を行ったのか、依頼を行ったのか……。スクエニが自らWindows Phoneでアプリを作るとはとても思えないんですよね。(もちろんiPhone版と同様に外注なんでしょうが)
もう1つ気になるのは技術的な面。
Windows Phoneで純粋にアプリを開発しようと思うと、C#で作らなければならず、オリジナルはC言語です。AndroidではネイティブではC言語が使えることから、OpenGLも含めiPhone版から簡単に持ってこれそうなものですが、Windows Phoneではそうはいかないわけです。
まぁもし、Android版がJavaで書き起こされたものだとすれば、C#版を書き起こすパワーもありそうなものですが、この辺りがちょっと気になります。
もし、マイクロソフトがこっそりCネイティブでアプリを作る方法を提供していたりする可能性も捨てきれませんけどね。