「男の娘」の商標登録問題

最近流行っているいわゆる女の子にしか見えない男の事を表す言葉。
「男の娘」。
個人的には需要が全く分かりませんが(笑)、同人誌やネット上などで自然と発生した言葉のようですね。詳しくはWikiさんに↓

■男の娘 - Wikipedia

あえて言えばかつてエイベックスが主張して最終的には世論に押され断念した、「のまネコ問題」と似ているかもしれません。のまネコは２ちゃんねる上で発生したネコのキャラクターですが、エイベックスが商標登録とキャラクターグッズの販売を行おうとして様々な事件や主義主張が繰り広げられた問題です。
そんな「男の娘」を名古屋の企業が商標登録を出願し、ネット上で騒がれいるんだそうです。

「男の娘」が商標出願されていることが分かり、話題になっている。出願した企業・未来少年はその意図について、「自社で『男の娘』を用いた電子コミックを制作するのが目的で、他社に対して権利を主張するのが目的ではない」と説明している。

名古屋の企業は「他社への権利主張が目的ではない」と主張しているんだそうなんですが、少なくともその名前を使って商品を販売しようとしているんだって。
権利侵害的に怪しいと思ったら手を出さないのが定石ですが、あえて商標をとってまで利用しようとするのは、その名前に価値があると言えるかと思います。まぁどう言い訳しても、少なくとも漁夫の利的な都合のいい商標登録と判断できてしまうかもしれません。
自己防衛的な話だと思いますが、少なくとも他社がこの名前を使うのは商標を侵害することに当たるため、おいそれと利用できませんよね。もし、本当に誰も商標権を主張しないのであれば誰も商標登録しなければいいわけだし……。