SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

マイクロソフトがARMライセンスを取得

度々交渉はしていたようですが、マイクロソフトがARMのライセンスを取得したんだそうな。
ARMと言えば一度はかなり影が薄くなっていましたが、低消費電力と高機能で優位とされ、携帯電話需要でジワジワとシェアを増やしどれもこれもARMとなっています。
ARMはライセンスの形態を採っており、契約してライセンス料を支払えばARMの技術を使って独自のチップを生産できます。かつてのStrongARMやXscaleなんてのもARMです。
ちなみに、ARMライセンスを取得している主なメーカは次の通り。
ルネサスサムスンNEC東芝NVIDIAパナソニックQualcomm、シャープ、ソニーTSMC、LG、富士通、そしてインテル、アップル。
そして、この度マイクロソフトが名乗りを挙げたと言うことになります。
パワーのある魅力的な端末を開発するには、間違いなくSOC化されたチップが欠かせなくなっている傾向があり、当然、マイクロソフトとしてはARMコアを使ってチップを製造しようとしているのだと思います。恐らくWindows PhoneやEmbeded Windowsなど向けに様々なコントロールを乗せたチップ(SOC)を開発して利用するのではないかと思います。
ARMがiPhoneで採用されているのは有名な話ですが、GBANintendo DSなどでも使用されています。Android端末で多く採用されているQualcommのSnapdragonもARM。
ちなみに、PS2PSPMIPSなんですが、MIPSはちょっと雲行きがよろしくなく、今後 影を潜めてしまうかもしれません。

Microsoftは米国時間7月23日、半導体の設計を手がけるARMとの契約を更改した。あくまでも理屈の上の話だが、この更改によって、Microsoftは独自のARMプロセッサを設計できるようになった。

余談ですが、iPhone4にはARM11 Cortex-A9 MPCoreの2〜4コア版が採用されるんじゃないか〜とネタにしたことがあったのですが、結局、アップル自身がARMライセンスを持つIntrinsity社を買収してApple A4というARMチップを製造しちゃいましたね(笑)。