SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

可夢偉、最終ラップだと思っていなかった

先日のヨーロッパグランプリで良いところを見せつけてくれた小林可夢偉
F1にあまり詳しくない方はもしかしたら7位という結果を「たいしたことはない」と思うかもしれませんが、現状のザウバーのマシンスペックを鑑みても、これはなかなかのパフォーマンスだと言えると思います。

予選は18位。
ウェバーの大クラッシュでイエローフラッグ。プライムタイヤで粘りの走行で後半3位。タイヤ交換義務を終え9位で隊列に復帰。
スーパーソフトタイヤのグリップ力を活かしトロロッソブエミをパス、8位。
さらに最終ラップでフェラーリアロンソをパスして7位。
7位入賞6ポイントをゲットしました。
ドライバーランク14位、コンストラクターズで9位です。

いろいろ奏功するイベントはありましたが、それでも予選18位から7位入賞というのはかなり評価できるのではないでしょうかね。
それにしても面白いネタとしては、可夢偉は最終ラップであることを気づいていなかったんだそうな(笑)。そういった意味ではかなりアグレッシブな攻めの走りを魅せ、実力でもぎ取った7位と言えるかもしれません。
ペーターさんも大喜びです(笑)。

小林可夢偉
「最終コーナーでブエミを抜いたとき、実はあれが最終ラップって知らなかったんです。
 まだあと1〜2周はあるだろうと思っていたんですけど、そうしたらピットウォールでチームのみんながすごい勢いで手を振っていたので、あ、もう終わりなんやと (笑)」

最終ラップの最終コーナーでセバスチャン・ブエミオーバーテイクするという劇的なレースで7位入賞を果たした小林可夢偉。しかし、当の本人は最終ラップだとは気付いていなかったと語る。

ここのところ運がなかったですから、そんな機運を払拭できたのではないでしょうか。



余談ですが……。

27日、マーク・ウェバーはヴァレンシアの医療センターで医師の診察を受けながら、ヘイキ・コバライネンと握手した。

ウェバーの大クラッシュについて、ウェバーの病院にコバライネンが訪れ握手を交わしたんだそうな。両者の言い分は食い違っているようですが(笑)。
SATOXが思うにウェバーが言う「マシンのペースの差が問題」なんて全く思いません。好きこのんで遅い車にしているはずもなく、前にいる車が順位を譲らなければならない理由なんて特別存在しないと思います。(もちろん、前の車が譲る意思があるのなら、安全に追い越させるべき)
もちろん、多くの場合、道を譲る場面であったかとは思いますが、それに甘んじて接触しちゃうのは気がゆるんでるとしか思えないわけです。
一方、コバライネンのブレーキングも思いの外はやかった気がするので、「ちょっとびびらせてやろう」くらいのやらしい気持ちがあったのかもしれませんなー。