AMDのATI買収発表
先月の頭に噂として流れていた、AMDによるATI買収は白日の下になりました。
グラフィックチップと演算プロセッサチップがどれだけ親密な関わりなのかということがうかがい知れます。
業界の流れとしては、やはり演算チップとグラフィックチップは統合される傾向にあり、ルネサスなどのSH系チップにはグラフィック機能、USB機能などが盛り込まれてPDA、携帯などに。インテルも独自のグラフィックチップを製造してPCになどに使用しています。
AMDもまた、独自のブランを力を強化するための買収ということになると思います。強みはやはりモバイル系端末への売り込み。省電力で高速な演算、グラフィック機能、不揮発性メモリがワンチップとなった製品が出てくることでしょう。
米AMDは7月24日、カナダのグラフィックスチップメーカーATI Technologiesを約54億ドルで買収すると発表した。
買収は42億ドルの現金と5700万ドル相当のAMD株で行う。ATI株1株を16.40ドルの現金とAMD株0.2229株(合計20.47ドル)で買収する。
これで心配になるのは、nVidiaとの関係。
両社協力関係にあっただけに、今後の協業がどうなっていくのかが気になります。